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平成27年第4回定例会(第4日目) 本文 開催日:2015-12-09
平成27年第4回定例会(第4日目) 議事日程・名簿 開催日:2015-12-09

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  1. 石岡市議会 2015-12-09
    平成27年第4回定例会(第4日目) 本文 開催日:2015-12-09


    取得元: 石岡市議会公式サイト
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    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成27年12月9日(水曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(塚谷重市君) おはようございます。だいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(塚谷重市君) 日程第1、一般質問。これより、前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  15番・池田正文君。 3 ◯15番(池田正文君) おはようございます。15番・池田正文でございます。平成27年第4回定例会に当たりまして、既に通告しておりますとおり、合併後10年の総括(成果検証)と今後のまちづくりについて、合併時に策定を見た新市建設計画に基づき、計画登載の8つの基本政策について、一問一答方式で端的にお伺いしてまいりますので、執行部におかれましては明快なるご答弁をお願いいたしまして、質問させていただきます。  さて、今さらながら私が申し上げるまでもなく、平成17年10月、先人たちの努力と英知によって、1市1町による合併が実現し、新生石岡市が誕生したわけでありますが、これは、地方分権の潮流の中で、国が強力に推し進めた国策とも言えるものでありました。そこには、自らの判断と責任で地域の特性を十分に生かした主体的な地域づくりを進め、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現していくことであり、従来の枠組みを越えて、行財政基盤の充実強化や体制整備を図ることにより、持続可能な新たな基礎的自治体をつくることにありました。  それでは、十年一昔のことわざにもあるように、この10年の歳月の中で、本市は合併によってどのように発展し、現在どのような状況にあるのかを少しでも明らかにし、成果の確認作業の必要もあるものと考えるところであります。  とは申しましても、新市建設計画は、長期的視野に立ち、合併後20年という期間を見据えたものであり、現在、折り返し地点でございます。よって、各事業を数値化し、目に見える形での成果検証そのものが難しいのは、私も理解するものであります。したがいまして、ここでは、合併10年の中で軌跡、つまりたどってきた道筋でありますから、それら出来事について、基本理念である「活力と生きがいに満ちた協働によるまちづくり」、また、それに続く8つの政策について、それぞれお伺いしてまいります。  まず初めに、「明日を拓くまちへ」でありますが、ここでは、「新市は、豊かな自然条件や良い交通立地、魅力的な地域資源に恵まれ、発展の可能性を十分に有しています。さらに、つくばエクスプレスの開通や茨城空港の開港により、新たな地域づくりの展開が期待できます。新市の持つ潜在力を大きく開花させ、産業の振興と住民生活の向上を図っていくには、幹線・生活道路や下水道、市街地の整備など公共資本の充実が欠かせません。また、広域的な都市関連施設(ごみ焼却施設・火葬場施設等)については、関係市町村と連携を取りながら整備促進に努めます。都市基盤の整備は、明日を拓くまちへの必要条件といえるものです」と述べられております。  これにつきまして、まず総括的にお伺いいたします。 4 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 5 ◯市長公室長(久保田克己君) ただいまのご質問にご答弁申し上げます。新市建設計画の「明日を拓くまちへ」でございます。こちらにつきましては、現在までにスマートインターチェンジ朝日トンネルの開通による生活や産業の活性化に寄与したものと考えてございます。今後につきましても、幹線道路の整備、それらを継続して進めていくことにより、新市建設計画において掲げられている「明日を拓くまちへ」の達成に向けて努力しているところでございます。  以上です。 6 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 7 ◯15番(池田正文君) それでは、次に、具体にお伺いしてまいります。
     主要施策では施策9本、23事業となっております。そのうちより何点かお伺いいたします。  計画の目的の1つに、地域の均衡ある発展がございますが、道路の整備は必要不可欠なものであります。道路整備のうちから3点、駅市街地の整備から1点、お伺いしてまいります。  まず初めに、広域幹線道路の整備についてお伺いいたします。この中には、合併特例債事業といたしまして5路線が含まれており、貝地・高浜線整備事業、これは平成37年までで、総事業費14億9,659万4,000円、うち特例債充当7億3,720万円、次に村上・六軒線、これは平成28年まででありますが、総事業費が2億5,138万円、うち特例債充当額が1億4,780万円、上林・上曽線、これは平成29年まででありますが、総事業費10億9,787万1,000円、うち特例債充当額5億6,100万円、美野里・八郷線、これが平成28年、総事業費7億4,450万4,000円、うち特例債充当額3億9,290万円、駅前・東ノ辻線、平成37年まででありますが、総事業費37億9,930万6,000円、うち特例債充当額28億90万円、これらの進捗状況につきまして、予算ベース、また道路延長ベースでそれぞれお伺いいたします。 8 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 9 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、都市基盤整備のうち広域幹線道路の整備についてご答弁を申し上げます。  広域幹線道路の整備といたしましては、合併特例債事業としまして、5路線に取り組んでいるところでございます。まず、上林・上曽線整備事業でございますけれども、平成18年度から計画延長4,200メートルの工事に着手をいたしまして、現在までに1,330メートルの供用を開始してございます。今後も早期完成を目指して工事を進めてまいりたいと考えてございます。  次に、美野里・八郷線整備事業でございますけれども、平成19年度から計画延長2,300メートルの工事に着手をしてございまして、現在までに2,070メートルの供用を開始しているところでございます。一部未整備区間230メートルにつきましても、早期完成を目指して工事に取り組んでまいりたいと考えてございます。  次に、貝地・高浜線整備事業でございますけれども、平成19年度から計画延長1,300メートルについての早期完成を目指し、工事を進めているところでございます。現在までに120メートルが完成し、供用を開始しているところでございます。当初の計画では、JR常磐線をまたいで、県道石岡・田伏・土浦線に接続する予定となっておりましたけれども、JRとの協議に時間を要すことから、優先整備区間といたしまして、山王川、日の出橋から高浜小学校の入り口までの区間800メートルについて、現在整備を進めているところでございます。  次に、駅前・東ノ辻線の整備事業でございますけれども、平成20年度から計画延長1,200メートルの整備を進めており、現在210メートルについて供用を開始しているところでございます。全線の早期完成に向け、今後も整備を進めているところでございますけれども、計画線上に居宅が多くありますことから、地権者の意向を十分考慮し、進めていかなければならないために、時間を要しているという状況でございます。  次に、村上・六軒線でございますが、計画延長としては250メートルの区間の整備を行っておりますけれども、一部用地難航者がございまして、現在のところ休止という状況になってございます。  以上でございます。              〔「予算ベースでの進捗」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 11 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 事業費ベースの進捗率がちょっと手持ちにございませんので、後ほどご答弁を差し上げたいと思います。 12 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 13 ◯15番(池田正文君) それでは、事業費ベースでの進捗につきましては後ほどお示しいただければと思います。  次に、これもまた特例債活用事業でございますが、常磐自動車道石岡小美玉スマートインターチェンジの活用につきましてお伺いいたします。 14 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 15 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、石岡小美玉スマートインターチェンジ整備事業についてご答弁を申し上げます。こちらにつきましては、平成23年3月24日に供用を開始してございます。利用状況としまして、普通車の1日平均利用台数でございますけれども、平成23年は約2,830台、平成25年には約4,170台の利用がございました。伸び率では約48%の増となってございます。また、大型車では、平成23年は約260台、平成25年には約410台でございまして、伸び率では約58%の増となってございます。  この数値からも読み取れますように、普通車に比べて大型車の伸び率が約一、二割程度多くなっておりまして、これは、工業団地からの交通の利便性が向上しているものと考えられるところでございます。  以上でございます。 16 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 17 ◯15番(池田正文君) 隣接と申しますか、近隣に柏原工業団地がございまして、そういう意味でも、このスマートインターチェンジの建設によって大きな効果がもたらされているということで理解できましたので、次に行きます。  続きまして、こちらも特例債活用事業でございます上曽、朝日トンネルの整備促進につきましてお伺いいたします。 18 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 19 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、朝日トンネル整備事業についてご答弁を申し上げます。こちらにつきましては、平成24年11月12日に開通をしてございます。交通量でございますけれども、平成27年7月14日に行いました交通量調査によりますと、1日約8,600台の利用がございます。平成42年における計画交通量6,800台を大きく上回っている状況となってございます。この交通量につきましては、つくば・土浦から石岡・笠間間のアクセスが格段に向上したことがうかがえると思っております。  また、朝日峠越えと比較いたしますと、通過時間の短縮を考慮した配送ルートや観光ルートの機能向上などが考えられるところでございます。また、降雪時におけます通行止めの影響も受けなくなり、緊急時の搬送など、安全性や利便性が向上されたということも考えられるのかなと思っております。  以上でございます。 20 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 21 ◯15番(池田正文君) 私も、合併によります道路整備においては、この朝日トンネルが一番効果的な投資であり、その効果も絶大であることは理解するところでございます。それで、新市建設計画の中には、朝日トンネルとあわせまして、上曽トンネルの整備促進もうたわれているわけでございますが、現在におきまして、この上曽トンネルにつきましてはどのような現状であるのか、確認のためにお伺いしておきたいと思います。 22 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 23 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、私のほうから上曽トンネルの進捗状況についてご答弁を申し上げます。  上曽トンネル整備事業につきましては、平成2年度から茨城県にて進められておりまして、事業内容といたしましては、全体延長6,100メートルのうち、トンネル延長3,540メートル、石岡市側の取り付け道路延長が1,510メートルございます。また、桜川市側につきましては1,050メートルの計画となってございます。石岡市側の取り付け道路の内容でございますけれども、1,510メートルのうち990メートルが県施行分、残り520メートルが市施行分となっておりまして、市施行分の450メートルについては、路盤工事と橋梁下部工事が完了してございます。  また、県におきましては、現在のところトンネル事業の整備強化の検証や、のり面の崩壊対策工事を実施しながら、石岡市側の県施行分でございます未買収者6名の用地取得に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 24 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 25 ◯15番(池田正文君) それでは次に移ります。駅周辺の整備につきまして、石岡駅、高浜駅周辺の整備につきましても登載されているわけでございます。当然、石岡駅につきましては、現在、建て替えの真っただ中で、9月からは一部供用開始、また、来る3月には全部でき上がって供用されるということで、理解しているわけでございます。高浜駅周辺の整備につきましては、先日の同僚議員の質問の中にも出てきておるところでありますが、これらにつきまして、再度、確認の意味でお伺いをいたします。 26 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 27 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、石岡駅周辺整備についてご答弁を申し上げます。JR石岡駅の橋上駅舎及び新設自由通路におきましては、今年9月に一部供用を開始いたしまして、現在、平成28年3月の完成に向けて工事を進めているところでございます。また、西口やBRT、駅前広場の整備工事を計画的に進めるとともに、バリアフリー化による利用者の利便性の向上と、安全安心な交通結節点の機能強化を図りながら、この石岡駅周辺整備の効果というものを、中心市街地の活性化につなげてもらいたいと考えているところです。また、高浜駅前につきましては、新年度から調査に入りたいと考えてございます。  以上でございます。 28 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 29 ◯15番(池田正文君) この高浜駅周辺につきましては、合併効果の蚊帳の外と申し上げても過言ではないぐらい、従来と何ら変化もございませんので、ぜひここは優先順位を上げながら、確実な整備をしていっていただければと、そのように思います。  最後になりますけれども、合併特例債活用事業のほかに、この項目では、茨城県の支援策とも言える茨城県推進事業ということで、4路線の整備が登載されております。主要地方道石岡筑西線整備事業主要地方道笠間つくば線歩道整備事業都市計画道路若松行里川線整備事業、一般県道石岡・田伏・土浦線整備事業、この計4本が登載されておりますが、これらにつきましてどのような状況にあるのかお伺いをいたします。 30 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 31 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、茨城県推進事業についてご答弁を申し上げます。  初めに、主要地方道石岡下館線の整備事業でございますが、現在の路線名称が石岡筑西線と変わってございます。進捗状況でございますけれども、林地区のバイパス整備が完了し、現在、上曽峠ののり面崩壊対策工事などの工事を進めている状況となってございます。  次に、主要地方道笠間つくば線の歩道整備事業でございます。現在の進捗状況といたしましては、柿岡地区フラワーヒル付近の延長700メートルについて、歩道整備を進めている状況でございます。平成26年度までの進捗率としましては、10%となってございます。  次に、都市計画道路若松行里川線の整備事業でございますけれども、国道355号線国府交差点から泉橋までの区間、延長373メートルにつきまして、泉橋から延長81メートル区間が完了してございます。残る延長292メートルにつきまして、現在、用地買収を進めてございまして、平成28年度には一部、国道355号線から国府交差点の改良工事を実施する予定と伺ってございます。平成26年度までの進捗率が34%ということでございます。  次に、一般県道石岡・田伏・土浦線の整備事業でございますが、高浜地区の愛郷橋整備工事約410メートルと、井関地区の道路改良工事延長1,200メートルについての整備を、現在進めているところでございます。平成26年度までの進捗状況でございますけれども、愛郷橋整備工事が88.1%、それから、井関地区の道路改良工事が42%という状況でございます。  以上でございます。 32 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 33 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 先ほど、ちょっと答弁できなかった合併特例債事業事業費ベースでの進捗率をご答弁申し上げます。まず、美野里・八郷線でございますが、事業費ベースといたしまして89.89%という状況になってございます。次に、貝地・高浜線でございますが、進捗率が、始まったばかりなので7.3%と、低い状況となってございます。それから、上林・上曽線でございますが、35.62%という状況となってございます。それと、駅前・東ノ辻線でございますが、こちらにつきましては34%という状況でございます。それと、村上・六軒線でございますが、59.22%というような状況となってございます。  以上でございます。 34 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 35 ◯15番(池田正文君) 次に移ります。次の「産業の輝くまちへ」でありますが、ここでは、「地方分権が進む中、地域の自立は大きな課題の一つです。新市の自立を支え持続的に発展させていくためには、地域の産業と経済の均衡ある成長が必須です。新市の主幹産業は、豊かな自然と大都市近郊の立地条件を活かした農業です。一方、産業別総生産額から見ると、その大半は商業と製造業で占められていて、商工業の振興も重要な課題です。また、林業など既存産業を守り育て、新たな産業を創造していくことが求められています。これらによって、新市が輝く産業のまちとなることを目指していきます」と述べられております。  産業の振興につきまして、総括的にまずお伺いいたします。 36 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 37 ◯市長公室長(久保田克己君) 「産業の輝くまちへ」につきましてご答弁申し上げます。企業誘致をこれまで積極的に誘致してきてまいりました。その中で、新たな雇用を生み出してきたものと考えております。また、フィルムコミッションの発足や「るるぶ石岡」の発行により、当市の知名度、また訪れる方に対してのピンポイントでの広報、観光PRができたのではないかと考えております。  以上でございます。 38 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 39 ◯15番(池田正文君) 次に、主要施策では、施策4本、15事業となっております。ここで、企業誘致・地場産業育成の観点から1点お伺いいたします。企業誘致、工業団地への企業誘致の状況、またその取り組みについてお伺いいたします。 40 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 41 ◯経済部長(前沢洋一君) 企業誘致につきまして、お答えいたします。企業誘致につきましては、平成22年度から企業誘致推進室を設置いたしまして、柏原工業団地への誘致を第一として、立地推進を進めてきたところでございます。この取り組みによりまして、これまでに、新規・拡張を含め柏原工業団地地内に9社、八郷地内に4社の計13社、約500人の雇用が生まれてきたところでございます。  以上でございます。 42 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 43 ◯15番(池田正文君) それでは、次に参ります。観光産業の振興につきまして、これら情報の提供・活用、地域のアピール、また観光ネットワークの形成、近年、本市におきましてはフィルムコミッションが推進され、多くの映画やテレビ番組その他に、都市圏から近いこともありまして、石岡市の中での撮影が行われているということであります。これにつきましてお伺いいたします。 44 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 45 ◯経済部長(前沢洋一君) フィルムコミッションについてお答えいたします。フィルムコミッションについては、平成22年度にいしおかフィルムコミッションを立ち上げまして、映画やテレビドラマ、情報番組、旅番組の撮影など、これまでに245件の実績がございます。これらの放送後、観光客が増加する現象というのがはっきりと見てとれておりますので、当市のイメージアップ、シティープロモーションに効果があったものと考えてございます。 46 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 47 ◯15番(池田正文君) それでは、1点確認で、先ほども茨城県の支援策であります茨城県推進事業ということで、今回、この項目におきましては3つの事業が登載されております。田園空間整備事業、これは東筑波地区であります。田園交流基盤整備事業、八郷中央地区、畑地帯総合整備事業、これは三村地区でございますが、この3本の事業の状況につきましてお伺いいたします。 48 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 49 ◯経済部長(前沢洋一君) 茨城県推進事業につきましてお答えをいたします。この事業につきましては、いずれも県営事業として県の全面的な支援を受けて実施している事業でございまして、まず、田園空間整備事業、東筑波地区につきましては、高友遊水地や十三塚地内の1号農道、中戸半久地内の2号農道、半田地内の3号農道の3路線の整備が計画されまして、高友遊水地は21年度に、2号農道は平成26年度に完了をしております。1号農道につきましては進捗率が31.5%、3号農道につきましては91.2%となってございます。  次に、田園交流基盤整備事業、八郷中央地区につきましては、葦穂小学校前から柴間地区を結ぶ農道整備ということでございますが、1期地区の葦穂小学校前から宇治会地内までの2,532メートルは既に完了しておりまして、2期地区の宇治会地内から柴間地内までの2,368メートルの区間におきまして、一部相続手続に時間を要しているため、進捗としては1,598メートルの整備、67.5%という率になってございます。  次に、畑地帯総合整備事業、三村地区でございますが、この事業につきましては、平成26年度末で85.5%の進捗率となってございます。一部同意が得られない土地がありましたことから、路線変更といったことをしておりますので、28年度完了というのを目指しております。そういう状況でございます。  以上です。 50 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 51 ◯15番(池田正文君) 次に移ります。「安全で安心して暮らせるまちへ」、「新市は温暖で自然災害の少ない平穏な地域ですが、交通事故や犯罪など突発的な出来事は減少していません。近年は様々な悪質・凶悪な事件が発生し、日常における安全の備えがますます求められています。安全・安心なまちを目指して、住民と行政、そして関係機関が連携して地域ぐるみの活動を行っていくことが大切です。救急・消防・防災に関しては、体制・システムの充実や高度化への対応など総合的な取り組みが重要です」と述べられております。  安全な地域づくりにつきまして、総括的にまずお伺いいたします。 52 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 53 ◯市長公室長(久保田克己君) それでは、「安全で安心して暮らせるまちへ」につきましてご答弁申し上げます。こちらでは、安全な地域づくりに向けまして、防災無線の整備や消防広域通報システムの構築を行い、消防、救急体制の充実に取り組んでまいりました。  以上でございます。 54 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 55 ◯15番(池田正文君) ここでは、主な施策といたしまして、5本の施策と12の事業が登載されております。まず、安全安心な観点、また市民の生命、身体、財産の保全は基礎的自治体で最優先されるべきことであると思います。そこで、消防・救急体制の充実、施設整備、機能向上、人材育成等につきまして、現在の状況についてお伺いいたします。 56 ◯議長(塚谷重市君) 消防長・色川君。 57 ◯消防長(色川利男君) お答えいたします。消防・救急体制の充実につきまして、特に高規格救急自動車でございますが、現在、当本部5署、石岡消防署、八郷消防署、柏原分署、愛郷橋出張所、山崎出張所へ救急車5台を配備してございます。本年度、山崎出張所の救急車が更新配備となりまして、最新型の救急自動車5台がそろう体制となりまして、さらなる救急事案に対しまして対応できるものと考えております。  また、人材の育成でございますが、現在、当本部に救急救命士28名が所属しております。救急救命士を各署所へ配置しまして、年間3,500件ほどの救急事案に対しまして、救命士の救急車への搭乗率を100%で対応しているところでございます。救急救命士の育成につきましては、毎年1名を研修所へ研修派遣しまして、養成しております。今後も救急消防体制の充実につきまして、計画的に進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 58 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 59 ◯15番(池田正文君) 続きまして、防災体制の充実についてお伺いいたします。3.11の経験を踏まえまして、防災体制の強化や、また先日の同僚議員の質問にもございました減災の考えの導入など、防災に対する備えの重要性がますます高まってくるわけでございますが、この防災体制システム、またそれに伴います防災計画につきましてお伺いいたします。 60 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・鈴木君。 61 ◯総務部長(鈴木幸治君) ご答弁申し上げます。防災体制システムでございますが、旧八郷地域においては防災行政無線が整備されておりましたが、石岡地域においてはまだ整備されておりませんでしたので、平成24年度から3か年で整備をさせていただいております。その整備状況でございますが、本庁防災対策課に親局、消防本部3階に基地局、八郷総合支所3階に再放送局を整備し、さらに三村・関川方面をカバーする再送信子局を高浜小学校に1局整備しております。屋外拡声子局につきましては110局を整備いたしました。  戸別受信機の設置につきましては、土砂災害警戒区域及び難聴区域の461世帯、避難所等の公共施設に64か所、合計525件を設置いたしました。また、比較的住家が密集している難聴区域6か所につきましては、戸別受信機を改良した屋外型の戸別受信機を設置し対応を図っておりまして、今年4月から運用を開始しているところでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 63 ◯15番(池田正文君) 次に、「笑顔と元気のあるまちへ」、「最長寿国の我が国において、近年は元気で活動的に暮らす『健康寿命』が注目され、生活習慣病の予防が大きな鍵となっています。住民の健康づくりを支援し、誰もが生きがいを持って暮らせるよう、保健・医療・福祉の総合的なシステムづくりが大きな課題となっています。笑顔と元気のあるまちの実現に向けて、一人ひとりの自覚と実践を積み重ね、少子高齢化社会に対応した体制の構築が急がれています。また、福祉サービスや健康づくり、子育て支援など専門性ときめ細かな対応が求められる中、制度と体制の充実にも目を向けなくてはなりません」と述べられております。  これにつきまして、まず総括的にお伺いいたします。 64 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 65 ◯市長公室長(久保田克己君) 「笑顔と元気のあるまちへ」につきましてご答弁申し上げます。住民の健康づくりを支援し、誰もが生きがいを持って暮らせるまちづくりを念頭に事業を進めてきたわけでございますが、その中で、医療費の助成の拡充に取り組んでまいりました。また、児童福祉の観点から、学童保育の全小学校、全学年への拡大なども図ってきたところでございます。  以上でございます。 66 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。
    67 ◯15番(池田正文君) ここでは、主要施策5本、また主な事業といたしまして32事業が登載されております。先ほど、市長公室長答弁の中にもございました児童福祉の中から、放課後児童健全育成事業の充実とございますが、まずこれにつきましてお伺いいたします。 68 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 69 ◯教育部長(宮本秀男君) 放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育についてご答弁を申し上げます。放課後児童健全育成事業につきましては、旧石岡市では平成8年4月から、旧八郷町は平成11年4月にそれぞれ事業を開始いたしました。平成27年12月1日現在の利用児童数は634名、従事する学童支援員100名を雇用している状況でございます。合併後の成果といたしましては、合併当初、1年生から3年生までの低学年児童を対象としておりましたけれども、平成24年4月から、6年生までの全学年を対象として受け入れを開始いたしました。  また、合併時は14校での開設でございましたが、平成25年6月から、市内19小学校全てで開設し、現在に至っている状況でございます。今後の学童保育事業につきましては、子どもの情緒安定と健全育成を促進し、さらに、家庭生活の安定につなげる事業として捉えまして、当市の教育福祉の重要施策の1つと位置付け、支援員の確保、設備の充実などに取り組んでまいりたいと思います。 70 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 71 ◯15番(池田正文君) 続きまして、保育所の統合・整備についてお伺いいたします。これにつきましても合併特例債活用事業でございます。まず、お伺いいたします。 72 ◯議長(塚谷重市君) 保健福祉部長・武熊君。 73 ◯保健福祉部長(武熊俊夫君) 保育所の統合・整備についてご答弁申し上げます。八郷地区におきましては、合併以前、公立7保育所で保育を実施しておりましたが、施設の老朽化が進行していたこと、定員に満たない施設が増加傾向となっていましたことから、議員ご指摘のとおり、合併特例債を活用いたしまして、柿岡、葦穂、恋瀬、瓦会、林、5つの保育所を統合・整備いたしまして、平成22年4月に八郷中央保育所として開所いたしたところでございます。  以上でございます。 74 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 75 ◯15番(池田正文君) 続きまして、「人を育むまちへ」、「それぞれの風土と文化が融合した新市は、数多くの歴史・文化遺産を有しています。地域が人を育て人が伝統を築いていく中、次代を担う子どもたちの教育には、情報化や国際化、環境問題などこれからの社会情勢に対応したプログラムを組み込んでいくことが重要です。新市では、家庭・学校・地域の連携による教育環境づくりや住民の学習意欲に応える生涯学習の推進が期待されます。また、地域の史跡や文化財、文化芸術活動を伝承・育成し、地域への愛着を深めていくことは新市の一体化を進める上でも重要なことです」と述べられております。  教育・文化の充実につきまして、総括的にまずお伺いいたします。 76 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 77 ◯市長公室長(久保田克己君) 「人を育むまちへ」でございます。こちらにつきましては、小中学校の耐震化による安全な教育環境の確保、さらには、給食センターの民営化などを実施してきてございます。また、新年度からになりますが、総合学習の時間を活用いたしまして、ふるさと学習に取り組みまして、郷土愛の醸成を図ってまいるというような考えを持っております。  以上でございます。 78 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 79 ◯15番(池田正文君) ここでは、8本の主要施策、また20本の主要事業が登載されておりますが、まず、学校施設の整備・充実につきまして、合併特例債活用事業におきましては、柿岡中学校校舎改築事業、また東小学校校舎改築事業、この2本が合併特例債事業として建設がなされております。これは完成を見て、子どもたちが今、通っているわけでありますので、これについてはお伺いいたしませんが、続きまして、学校の耐震診断と改修、こちらも合併特例債充当事業でございます。完了していることは承知しておりますが、これにつきましてまずお伺いいたします。 80 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 81 ◯教育部長(宮本秀男君) 学校の耐震化事業についてご答弁を申し上げます。この学校耐震化事業につきましては、学校施設耐震化計画を策定いたしまして、校舎や屋内運動場など耐震改修が必要な学校施設について、平成21年度から年次的に耐震化を進めてまいりました。本年度におきまして、高浜小学校、杉並小学校、東成井小学校の校舎と府中中学校の3号教室棟、城南中学校の武道場の耐震補強工事を行いまして、工事が完了したことから、小中学校施設の耐震化率、当市においては100%ということでございます。  以上でございます。 82 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 83 ◯15番(池田正文君) 続きまして、特例債活用事業で、学校給食センターの改築事業がなされております。これにつきましても確認の意味でお伺いいたします。 84 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 85 ◯教育部長(宮本秀男君) 合併特例債事業として、平成19年度に新しく石岡学校給食センターが完成いたしまして、同年9月から稼働を開始しているところでございます。 86 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 87 ◯15番(池田正文君) 続きまして、特色ある学校教育、総合学習事業の推進につきましてお伺いいたします。これにつきましては、この基本理念の中にもうたわれておりますが、地域の史跡や文化財、文化芸術活動を伝承・育成し、地域への愛着を深めていくことは重要であるということでございます。ふるさと学習事業等の導入も聞き及んでいるところでありますが、まずこれにつきましてお伺いいたします。 88 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 89 ◯教育部長(宮本秀男君) ふるさと学習についてご答弁を申し上げます。教育委員会といたしましては、日ごろより地域の未来の担い手を育成するため、創意ある教育を推進するとともに、教育に対する価値観が多様化する中で、児童生徒の人間としての成長に必要な知・徳・体のバランスのとれた教育活動の充実を目指した学校づくりに努めているところでございます。このような中、平成28年度より、総合的な学習の時間等においてふるさと学習を実施いたします。石岡の自然、歴史、産業、文化などについて学び、郷土愛を育み、石岡の未来を担う児童生徒を育成することが、大きな目的でございます。  現在、実施に向けてテキストの作成を実施しているところであります。先般の一般質問等でもお答えいたしましたけれども、平成28年度の事業のカリキュラムとして組み入れまして、小学校1年生、2年生には年4時間、それから、3年生から中学3年生までにおいては年5時間、授業の中に組み入れて取り扱うということでございます。  あわせまして、このテキストの作成にご協力をいただきました府中塾、山根塾の皆さんについても、このような児童生徒と触れ合う場面も持てるような、アイデアを生かしたものとして取り組んでいきたいということで考えております。 90 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 91 ◯15番(池田正文君) 続きまして、文化・芸術の振興、施設の充実、この中に、特例債活用事業に登載されております複合文化施設の整備が載っております。18億8,100万円でございますが、この文化複合施設の整備につきまして、現在どのような状況であり、今後どのように進めてまいるのか、お伺いいたします。 92 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 93 ◯市長公室長(久保田克己君) 複合文化施設の現況と今後の考え方についてご答弁申し上げます。複合文化施設につきましては、当初計画において、計画期間の中ごろを目途に建設を進める予定でございましたが、当初の予定にはなかった小中学校の耐震化など、緊急性の高い事業を優先して実施したため、特例債を充当することがかなわなくなっております。また、平成21年には、全体的な優先順位の見直しを行ったところでございます。その結果、複合文化施設につきましては、緊急性が低いとの判断から、計画期間が先送りされている現状でございます。  現在の新市建設計画は本年3月に見直しを行い、複合文化施設につきましては、計画期間後半で整備をする予定となっており、市民の皆様からの要求も高いことから、計画期間内の完了を目指し、建設を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 94 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 95 ◯15番(池田正文君) 続きまして、「自然と調和するまちへ」、「環境問題や地球温暖化への対策が人類共通の課題となっています。その対策としてごみの減量・廃棄物の再利用・リサイクルや自然エネルギーの導入などが世界的に広まりつつあります。新市は、日本第二の湖・霞ヶ浦と関東の名山・筑波山など豊かな自然に恵まれています。これからの課題には、これらの自然を次代への財産として引き継ぎ、持続可能な地域資源として生活や産業の中で大切に活用していくこと」と述べられております。  環境共生・循環型社会構築について総括的にお伺いいたします。 96 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 97 ◯市長公室長(久保田克己君) 「自然と調和するまちへ」につきましてご答弁申し上げます。これまでに景観条例の策定や環境基本計画の策定を行ってまいりました。それに基づきまして、環境に配慮したまちづくりを進めてきております。また、今後でございますけれども、広域ごみ処理施設の整備などについても取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 98 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 99 ◯15番(池田正文君) ここでは、主要施策4本、また主な事業といたしまして8事業が登載されております。まず、住環境・都市景観等の整備につきまして、都市景観づくりにつきましてお伺いいたします。                     〔私語あり〕 100 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 101 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 失礼しました。私のほうからは、景観条例についてご答弁を申し上げます。石岡市におきましては、良好な景観形成を図り次世代に引き継いでいくため、平成24年3月20日に景観行政団体となりまして、平成24年11月1日に、景観法に基づきます石岡市景観計画の策定とあわせて、石岡市景観条例を施行したところでございます。条例施行から平成27年9月末までの届け出につきましては、先導的な景観形成地区であります朝日地区では、建築物が9件、工作物が4件、開発行為が1件出ております。また、その他の地域におきましては、建築物が21件、工作物が9件、それと、開発行為が27件、合わせまして71件となってございます。  今後、景観を保全していくためには、市民の方々に継続的に景観の大切さを認識していただくことが重要であると考えておりますので、今後も広報紙やホームページなどによりまして、広く情報発信を行いながら、景観づくりについての啓発を行ってまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 102 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 103 ◯15番(池田正文君) 次に、廃棄物対策・循環型社会の構築につきまして、東日本大震災に伴いまして、東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債特例に関する法律並びに東日本大震災に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律というのが出まして、これで特例債の期間が延長され、一部、当市でも見直しが行われたわけでございまして、その中で追加といたしまして、広域ごみ処理施設建設事業の、広域でやるわけでありますので、当然、負担金が発生いたします。合併特例債といたしまして33億4,420万円の活用が見込まれておりますが、この負担金の観点から、今現在、この広域ごみ処理施設の建設事業の状況だけで結構ですので、お伺いいたします。 104 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 105 ◯生活環境部長(立川芳男君) それでは、広域ごみ処理施設の状況についてご答弁をさせていただきたいと思いますけれども、今年度から、ごみ処理施設の建設に向けて、霞台厚生施設組合に建設計画課が新設されまして、石岡市、小美玉市、かすみがうら市、茨城町の3市1町による広域ごみ処理施設建設に向けて、現在進めているところでございます。現在におきましては、広域の基本構想の策定ということで事務を進めているところでございます。  以上でございます。 106 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 107 ◯15番(池田正文君) 次に移ります。「協働で歩むまちへ」、「地方分権が実践段階を迎え、地域の自立がますます求められてくる時代です。そのためにも、住民が行政に主体的にかかわり、計画や政策を練り上げていく段階から積極的に参画していくことが大切になります。それらを実現していくには、広報の強化などによる情報の共有と地域コミュニティの充実、男女共同参画社会の実現に向けての取り組み、ボランティア・NPOへの支援など多面的な対応が必要です。新たな時代を切り開くキーワードとして『協働』の2文字が、いま着目されています」と述べられております。  住民と行政の協働につきまして、まず総括的にお伺いいたします。 108 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 109 ◯市長公室長(久保田克己君) それでは、「協働で歩むまちへ」につきましてご答弁申し上げます。まず、協働条例の策定がございます。さらには、最近、DVなどによるその深刻さが増してきております女性問題、そういったものについても相談窓口を開設してきてございます。今後も市民との協働によりまして、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 110 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 111 ◯15番(池田正文君) ここでは4本の主要施策、また主な事業といたしまして8事業が登載されているわけでございますが、まず、この新市建設計画の基本理念でございます。「活力と生きがいに満ちた協働によるまちづくり」が基本理念でございます。その中で住民と行政との協働につきまして、協働条例が策定されましたので、それに伴う市民との協働の状況につきましてお伺いいたします。 112 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 113 ◯生活環境部長(立川芳男君) それでは、協働の関係についてご答弁を申し上げたいと思います。平成27年度4月1日から協働のまちづくり条例が施行されまして、その取り組みといたしまして、まず、協働を推進するための施策等の検討を行うために、本年、協働まちづくり推進委員会を設置してございます。また、庁内におきまして取り組みを進めるために、庁内各課から推薦された職員で構成する市民協働庁内推進委員会を設置しました。  本年度の実施事業といたしましては、市所有の備品の市民公益活動への貸し出しや、支援窓口を設置いたしました。さらに、市民にご理解をいただくため、協働に対する研修会等の実施を予定しております。また、さまざまな市民活動の事例を市報やホームページに掲載し、市民への浸透を図っております。こうしたことにより、市民公益活動をしていただける団体が多くなるよう取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 114 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 115 ◯15番(池田正文君) 続きまして、男女共同参画社会の実現でございますが、男女共同参画の推進ということで、行動計画の策定や条例等の整備、各種審議会等への委員への助成の登用が述べられておりますが、その現状につきましてお伺いいたします。 116 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 117 ◯市長公室長(久保田克己君) 男女共同参画推進の現状についてご答弁申し上げます。こちらにつきましては、共同参画の計画策定の中で、各種委員会への女性の登用を30%というような目標を掲げて取り組んでいるところですが、現時点ではなかなかその達成が見込めなく、それぞれの所管部に対しまして、選出する際には女性の方の登用をお願いしますというような要請を行っているところですが、まだその実現には至っていないところです。  以上でございます。 118 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 119 ◯15番(池田正文君) 続きまして、「効率的な行財政運営を目指して」につきましてお伺いいたします。「地方行財政改革の進む中、新市の財政は厳しいものになることが予測されます。限られた予算で最大限の効果をあげる行財政運営こそ、合併した新市に求められる最大のテーマです。時代の変化に即応した効率的で機能的な行政経営を目指し、計画的な事務事業の推進、行政評価システムの確立、民間活力の活用などによるまちづくりを進めます。また、合併の効果を最大限発揮できる行政体制の構築や、情報通信技術を活用した行政運営システムの整備も急がれます」と述べられております。  行財政改革の推進につきまして、まず総括的にお伺いいたします。 120 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 121 ◯市長公室長(久保田克己君) 「効率的な行財政運営を目指して」につきましてご答弁申し上げます。これまでに、情報公開と対話の推進につきましては、タウンミーティングの開催や戦略的情報発信の展開、さらには持続可能な財政運営におきましては、行財政改革大綱並びに実施計画の策定、さらには、今後、新庁舎の建設、また職員の適正化などに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 122 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 123 ◯15番(池田正文君) ここでは、主要施策が5本、また主な事業といたしまして11事業が登載されております。まず、情報公開と対話の推進につきまして、対話の推進、市政懇談会・出前講座の開催、また広聴の充実ということでございますが、これにつきましてお伺いいたします。 124 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 125 ◯市長公室長(久保田克己君) 私から、まずタウンミーティングについてご答弁を申し上げます。実績といたしましては、平成25年度から試行的に2回ほど開催してきておりまして、26年度には12回、27年度につきましては、現在のところまでで14回というような開催実績となってございます。このタウンミーティングにおきましては、さまざまな意見が出されるわけでございますが、それらにつきましては、秘書広聴課のほうで取りまとめの上、関係部署に伝達し、できるだけその声が行政に反映されるように取り組んできているところでございます。  以上です。 126 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 127 ◯15番(池田正文君) 続きまして、効率的・効果的な行政運営の推進の中に、職員定員管理適正化計画の作成が述べられております。合併によりまして多くの職員さんの数が減ったことは、当然、理解をしているわけですが、これにつきまして、まずお伺いいたします。 128 ◯議長(塚谷重市君) 総務部長・鈴木君。 129 ◯総務部長(鈴木幸治君) 職員数の適正化につきましてご答弁申し上げます。消防職を含む当市の正規職員数は、集中改革プランに基づく定員適正化計画の取り組みなどにより、平成22年4月1日には合併時の744人から91人少ない653人となり、70人削減という計画目標を21人上回る結果となっております。なお、今年4月1日は633人で、合併時より111人減、平成22年4月より20人減となってございます。 130 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 131 ◯15番(池田正文君) この問題につきましては、やはり当市の行政規模に応じた適正な職員数が求められておりますので、今後も職員の定員管理につきましては、継続的に見ていっていただければと思います。  この項目、最後にお伺いいたします。庁舎機能の充実の中に、施設の充実、本庁舎の建て替えと既存施設の有効活用が登載されております。本庁舎につきましては、東日本大震災による被災で、現在建て替えのための解体工事が進んでいることは理解しているわけでございますが、これらにつきまして、現在の状況を確認の意味でお伺いいたします。 132 ◯議長(塚谷重市君) 財務部長・佐々木君。 133 ◯財務部長(佐々木敏夫君) 現在、本庁舎の解体工事につきましては、平成27年9月18日から平成28年3月15日までの180日間を工期として実施してございます。進捗といたしましては、車庫や倉庫などの附属建築物の解体がほぼ終了いたしまして、現在、本庁舎本体の解体を行っているところでございます。年度内の解体の完了を目指しまして、適切な進捗管理と安全管理に努めてまいりたいと考えております。  次に、新庁舎の建設につきましては、平成27年3月31日から平成28年3月31日までの367日間を委託期間といたしまして、基本設計及び実施設計を進めてございます。基本設計案でございますが、現在、議会の所管の常任委員会でございます総務委員会の皆様に、ご審議をいただいているところでございます。その後、議会の皆様にご説明を申し上げた後に、パブリックコメントを実施いたしまして、年度内に完成をさせてまいりたいと考えております。  また、建設のスケジュールでございますけれども、平成28年9月の工事着手、平成30年4月の工事完成、その年の5月の連休明けからの供用開始を目途としてございます。新庁舎建設におきましては、防災機能、窓口機能、高度情報化機能、バリアフリーとユニバーサルデザイン機能、省エネルギー機能、そしてまちづくりのシンボルとなる市民機能と、それから議会機能を盛り込んだ庁舎を基本としております。復興創成の有利な財源を最大限に活用しながら、完成に向け着実に進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 134 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 135 ◯15番(池田正文君) ただいま新市建設計画に基づきまして、主な施策事業をお伺いしたわけでございます。従来の総合計画であります石岡かがやきビジョン、また市長の任期と連動いたしておりますふるさと再生プラン、またこの新市建設計画は合併後20年ということで、残り10年も見ているわけでございまして、さらに、地方創生に伴いまして、先ごろ、まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略、また、まち・ひと・しごと創生石岡市人口ビジョン、さらに、行財政改革につきましては石岡市行財政改革実施計画、これはいずれも5年でありますが、期間及び施策事業もかぶっていく中で、それらの計画をどのように有機的に、複合的に結び付けて、施策、あるいは事業実施をしていくのか、その考えをお伺いいたします。 136 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 137 ◯市長公室長(久保田克己君) それでは、ただいまのご質問にご答弁申し上げます。まず、新市建設計画、ただいま議員のご質問に逐次ご答弁申し上げましたように、両市町の一体感の速やかな確立及び住民福祉の向上などを図るために、当初128事業を主な事業としてカウントしてございますが、そのうち116事業につきましては完了もしくは今、取り組み中ということで、現在進行しております。  そういった中で、新市におきまして、先ほど議員から申されましたように、「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を目指した将来ビジョンといいますか、いしおかビジョンがございます。それに基づいて、今泉市長になりましてから、ふるさと再生プランというプランを任期連動型で策定しております。  そのふるさと再生プランと、今回策定いたしましたまち・ひと・しごとの総合戦略におきましては、人口減少という同じ課題に対しての取り組みが掲載されていることから、ふるさと再生プランの中から、まち・ひと・しごとに限定したものを今回、戦略としてこの5年間に重点的に取り組む、そういった形で政策的な位置付けをさせていただいたところでございます。
     こういったものを、先ほど議員もおっしゃられていましたように有機的に結び付け、まさに、最終的には「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」を目指しての計画となってございますので、それらがぶれることなく着実に進めることによって、その将来構想に向けたまちづくりを目指してまいりたい、そのように考えております。  以上です。 138 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 139 ◯15番(池田正文君) それでは、最後に市長にお伺いいたします。合併時におきましては、今泉市長は合併協議会事務局次長として、職員という立場で合併にかかわってきたという経験もございます。現在は立場が変わり、石岡市長となっているわけでございますが、この合併後10年、さまざまなことがあったにせよ、石岡市は継続して続いておりますし、さまざまな施策や事業を通して住民福祉の向上を図っていることは、私も十二分に理解をしているところでありますが、総括といたしまして、市長はこの合併の総括、成果につきましてはどのようなお考えをお持ちになって、さらに、今後どのようなまちづくりを進めていくのか、お考えの一端をお伺いいたします。 140 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 141 ◯市長(今泉文彦君) 池田議員のご質問にお答え申し上げます。合併は最大の行革ということで、今、8番目に「効率的な行財政改革を目指して」という項目がございましたけれども、最大の行革というテーマが当時ありました。一方で、行政経営という言葉もございまして、その中で、迫りくる少子化、超高齢化社会、そういったものに対応していくために、合併をしていこうという側面もございました。  当時の人口は、石岡市、八郷町を足して8万3,000いたわけですけれども、今、7万6,000……、カウントの仕方がいろいろありますけれども、約6,000人減ってしまって、当時としては、これほどまでに減るのかという、これほどまでの人口減少は予測できておりませんでした。もうちょっと人口減少は少ない予測でありましたけれども、そういった中で、合併協定項目というのが1,000以上ありまして、その1,000以上の項目を両市町で調整していったわけであります。その大変な数の項目を調整して、合併協議会の委員さん方は大変なお骨折りをいただいたわけでありますけれども、おかげさまをもちまして、約95%以上の協定が整いまして、一体化の醸成が進んだわけであります。  そういった中で、積み残しもございます。合併10周年を迎えまして、そういう積み残しが解消された部分としては、ご存じのように市民憲章といったものができ上がりました。一方で予期せぬ出来事もありまして、東日本大震災は予想外の出来事でありまして、災害対策本部なども、市の庁舎としては、そこに設置することができなかったというようなことがありました。  10年間でもう一つ、当時あった言葉で道州制、あるいは地域間競争、そういった言葉も死後に近い言葉になりまして、その中で浮上してきたのが広域連携という言葉であります。広域連携、そして協働、公共施設の共同利用とか、広い意味で縦横斜めの連携ということで、隣接の市町村、あるいは国、県、市、縦の関係ですね、そして斜めの関係でも連携をしていくという、さまざまな形の連携が模索されるようになりました。10年間にそういった社会的情勢が変わってまいったわけでありますけれども、今1つ言えることは、石岡市、八郷町が大変苦労の上に合併をしたわけでありますけれども、合併をしてよかったと、今、そういう感想が言えるかと思います。  そういったもとで、これからのまちづくりでありますけれども、やはりふるさと再生ということを目指して、今後の2年間、進んでいきたいと思っております。「合併の足跡」という、ここに当時の記録誌がございますけれども、そこにさまざまな苦労の足跡が記録されております。我々はきっちりと苦労を認識して、これからのまちづくりにも臨むべきだと思います。  以上でございます。 142 ◯議長(塚谷重市君) 15番・池田正文君。 143 ◯15番(池田正文君) 私もこの質問をするに当たりまして、先ほど市長から紹介されておりました「合併の足跡」、これを改めて読ませていただきまして、本当に、先ほど申し上げましたように先人たちの英知と努力によりまして合併がなされ、今後は、本当に市民一人一人が合併してよかったと心から言っていただけるようなまちづくりを進めていただければと、そのようにお願いいたしまして私の質問を終わります。 144 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前11時21分休憩            ───────────────────────                   午前11時33分再開 145 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  10番・大槻勝男君。 146 ◯10番(大槻勝男君) 10番・大槻勝男です。通告書に従いまして、私は1項目ほど質問をしてまいりますので、よろしくお願いします。  それでは質問に入らせていただきます。協働のまちづくりによる”美しいまちづくり”について。  現在、石岡市が管理する公園などにおいて、除草、清掃業務を業者委託を行っているが、一部でもよいから市からの備品貸し出しなどを受けて、地域で奉仕ですることができないか、まずお伺いをいたします。  石岡市協働のまちづくり条例が本年4月1日から施行され、よりよい地域社会の実現のため、行政ができること、市民のできること、それぞれの特性を生かし、清掃、美化活動、安全安心活動、観光振興活動など、さまざまな事業に積極的に取り組まれております。私も以前、お話をさせていただきましたが、地元の人たちがたくさん集まる地区の集会施設などにおいて、市民と行政、関係団体と協力して、大木の枝払いを行いました。今でもその場所を通るたび、なぜかすがすがしい気持ちになります。  市内のあちこちに、市が管理をしている公園や広場などたくさんあるかと思います。除草、清掃は定期的に行われ、常にきれいに管理されております。しかしながら、その業者への委託費用は、面積が面積だけに大きな予算が伴ってくると思います。  そこで、お伺いをいたしますが、除草、清掃を委託する場合の目安となる基準はあるのかどうか、お伺いをいたします。  1回目、終わります。 147 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 148 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) それでは、私のほうからは、都市建設部におきまして、除草管理業務を委託しております公園についてご答弁を申し上げます。現在、34施設の公園施設につきまして、植栽管理業務を民間業者に委託を行っているところでございます。除草管理を委託する基準でございますけれども、34もの多くの施設管理となりますので、市直営での管理が非常に難しいということから、民間業者への委託管理をお願いしているところでございます。  以上でございます。 149 ◯議長(塚谷重市君) 10番・大槻勝男君。 150 ◯10番(大槻勝男君) ただいまご答弁をいただきましたが、公園でございますが、34か所ですか、あるそうですが、民間に委託をしているということですが、この34か所、民間に委託で、これは全部の業者に対して委託でお渡ししているんでしょうから、お金なんですが、大体1時間当たりどのぐらいの金額でお支払いをしているのか。それもご答弁いただきたいんですけれども、それと、少しでも安く、予算を削減して、ほかの事業などにも充てることができるんですね。  これ、私はまちづくりの協働の視点に立ち、少しでも市民の協力、協働まちづくり、奉仕作業ですね、34か所の公園があるということなんですが、これは奉仕作業でやっている場所は1か所もないのか、その辺をお聞きします。  それと、私、地区名は控えさせていただきますけれども、これも協働のまちづくりの一環じゃないかと私は思うんです。面積が2,000平米以上、約2,500平米ほどあるというお話を聞いております。その中で、これを3回地区で草刈りをするというお話を聞いておりますよ。皆さんで刈り払い機を持ち寄り、燃料も持ち寄りしているんです。それで、市から本当の機械代、燃料代として3回分ですね、年3回ですから、刈るのは。それで幾らだと思いますか。これ、6万円ですよ、私、ちょっと金額を聞いてみたらば。本当に刈り払機を自分で持っていき、人数も、私が聞いたらば20人ほどでやるということです。           〔「いいあんばい言ってんじゃないぞ」と呼ぶ者あり〕 151 ◯10番(大槻勝男君) いいあんばいじゃありませんよ。              〔「お前、責任とれるのか」と呼ぶ者あり〕 152 ◯10番(大槻勝男君) そのようにやっているところもあるんですよ。ですから、今後は、こういったことを進んでやっていってもらいたいんですよ。それが協働のまちづくりなんですよ。奉仕作業なんですよ。今後、どのようにしていくか、部長からの答弁をよろしくお願いします。  2回目終わります。 153 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 154 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) まず、公園施設の民間業務委託におきまして……。                     〔私語あり〕 155 ◯議長(塚谷重市君) 静かにお願いします。 156 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 除草の単価でございますけれども、せせらぎパークほか30施設におきましては、平米当たり61円という金額で委託を行っているところでございます。また、奉仕作業ということでございますけれども、都市建設部におきましては、公園の里親制度というものを行っておりまして、無償にて公園等の清掃、除草等を行っているところでございます。たしか6団体程度あったかと思います。数についてはもう一度確認してご答弁を申し上げたいと思います。  以上でございます。 157 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 158 ◯生活環境部長(立川芳男君) それでは、協働のまちづくりの観点からご答弁を申し上げます。市民協力によるボランティアの公園や市道等の清掃や除草は、市が推進している市民との協働のまちづくりでございます。生活環境部では、こうした市民公益活動を支援するため、芝刈り機や刈り払機など、市の備品貸し出しを行っております。今年度、現在までに芝刈り機など備品貸し出し実績は9回程度でございます。こうした制度や市民公益活動を広く市民に周知を行うため、毎月市報に協働のページを設け、掲載しております。今後もこうした市民活動が推進されるよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 159 ◯議長(塚谷重市君) 10番・大槻勝男君。 160 ◯10番(大槻勝男君) 3回目、質問に入らせていただきます。ただいま答弁がありましたけれども、生活環境部では備品の貸し出しをしているということでございますが、この備品なんですが、刈り払機と芝刈り機というお話も聞いておりますけれども、市長、これは私の要望なんですけれども、乗用の草刈り機を1台市のほうでも購入していただきまして、これを貸し出しすると。それであればどこの地区も、例えば公園だとか、そういったところも、皆さんボランティアで、奉仕でできると思うんですよ。私としてはこれを広げてもらいたいんですよ。そのための協働のまちづくりですから、これを市全体に広げていただきたいんです。  それで、その乗用の草刈り機なんですけれども、要望ですので、できれば購入をしていただきたいと、私はお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 161 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 162 ◯2番(大和田寛樹君) 2番・大和田寛樹でございます。質問通告に従いまして、2つの項目につきまして、一問一答方式で質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。  最近、こちらの「スーパー公務員のハンドブック」をいただきまして、読ませていただきました。非常にすばらしい、市長からの職員に対しての、行政サービスを向上させる、そんな思いが詰まったハンドブックでございました。先ほど控室のほうで先輩議員が、このハンドブックどおりに行政サービスを進めていけばすばらしい石岡市になるんじゃないか、そんな声もいただきました。質問に入る前にご紹介をさせていただきました。  それでは、質問に入ります。石岡ふるさと再生プランにおきまして、まちづくりの基本理念と石岡市の将来像が示されております。まちづくりの基本理念として3つございます。人が輝くまちづくり、安全で安心なまちづくり、共生し協働するまちづくり。その基本理念を踏まえ、石岡市が目指すべきまちの将来像を、「誰もがいきいきと暮らし輝くまちいしおか」と定めております。この将来像は、石岡市が将来にわたって住み続けたいまち、また住んでみたいまちであるために、市民誰もが健康で、生きがいを持って心豊かに暮らせる安全で安心なまちづくりの姿を示し、さらに地域全体が一体となって若い世代を育み、誇りを持って石岡が大好きだと言える魅力あふれる輝くまちづくりを、市民と行政による協働によって進めていく姿を示しています。  また、平成26年度には、石岡市協働のまちづくり条例が制定され、市民、地域コミュニティ、公益活動団体、事業者及び市がそれぞれの役割を認識し、お互いの立場や思いを尊重し、対等なパートナーシップをもとに連携協力することで、明るく豊かな地域社会を創造し、実現することを目指しています。  そこで、平成25年度より石岡青年会議所と石岡市が協働して開催している石岡市市民討議会について伺ってまいります。  1つ目に、石岡市市民討議会の開催趣旨・目的・今後の展望、あり方について伺います。 163 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 164 ◯生活環境部長(立川芳男君) 石岡市市民討議会についてご答弁を申し上げます。  まず、1項目目の石岡市市民討議会の開催趣旨・目的・あり方、今後の展望ということでございますけれども、まず、市民討議会の開催の趣旨でございますが、市民討議会は、石岡市と石岡青年会議所が協働で実施している事業でございます。市では、協働まちづくりを推進しておりますので、さまざまな形でこの協働の推進を図っているところでございます。  次に、開催の目的でございます。ふだん、行政に意見を述べることの少ない一般の市民を対象に実施するため、無作為に抽出した方に開催案内を送付し、応募に当選された方がテーマごとに話し合いを行い、まちづくりについて一人一人が真剣に考えていただき、幅広い潜在的な市民の意見を聞くこと、さらに自分たちができることについて考え、市民活動に積極的に参加していただくことを目的に開催されております。  今後の展望でございます。このように市民討議会は、市民の率直な声を聞く大切な機会であると考えておりますので、今後も継続的に開催すること、そして、出された意見の中で、市の施策に反映できるものは、関係部局と協議を行い、事業化をしてまいりたいと考えております。 165 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 166 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、過去3回の開催状況について、無作為抽出により抽出された方への開催案内送付数、応募者数、当日参加人数を、年度別に伺います。 167 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 168 ◯生活環境部長(立川芳男君) それでは、3回の開催状況についてご答弁をさせていただきたいと思います。無作為に抽出した開催案内を送付した人数は、3回とも2,000人でございます。1回目でございますが、応募者48人、これは抽選により30名と限定いたしました。参加人数が25人、男10人の女の方が15名でございます。次に2回目でございます。応募者数22人、参加者数18人、男8人、女10人でございます。3回目、今年度でございますけれども、応募者数が42人、参加者数30人、男10人、女20人でございます。  以上でございます。 169 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 170 ◯2番(大和田寛樹君) 続きまして、参加率と参加者数を上げていく今後の対応、工夫をお伺いします。 171 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 172 ◯生活環境部長(立川芳男君) 参加率を上げるための施策ということでございますけれども、参加率を上げるためには、今回、参加者を募る開催案内を送付した際に、アンケートを行いました。そして、226名の方から回答をいただきましたが、「難しそうだと思った」が101名、「不安に思った」が39名の意見がございましたので、討議会の楽しそうな気軽な雰囲気などをイメージした案内が必要ではないかと思っております。  以上です。 173 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 174 ◯2番(大和田寛樹君) こちらの報告書、先日、11月に市民協議会の報告会をさせていただきました折に、市長も同席をしていただきまして、報告会をさせていただきました。事前アンケートの結果ということで、今、部長からの答弁のとおり、さまざまなご意見をいただいております。特に注意する点としまして、市民討議会の参加案内を受け取ってどのように感じたかということで、200名の送付先から、「楽しそうだった」と思ったのは35名、また「難しそうだ」と思ったというのが101名、そして、「自分には関係ないと思った」という方も25名いらっしゃいました。  まさしくまちづくりに対しての、自分のまちを愛して、この地域にこれからも住んでいこう、また愛着を持とう、そんな愛の反対は無関心であるという言葉もあります。ぜひともうまいぐあいにPRをしていただきまして、先ほど1番目の質問で、出された意見を市の施策に、政策に盛り込んでいっていただけるということでご回答いただきましたとおり、実際に出た意見が現実、参加者が目で見て変化がわかる、それがとても大事になると思いますので、ぜひ創意工夫された取り組みをしていただければと思います。  また、今年は新たな取り組みがあったようですけれども、工夫された今年度の取り組みを伺います。 175 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 176 ◯生活環境部長(立川芳男君) 本年度の新たな取り組みということでございますけれども、本年度、未来の石岡を担っていただく高校生枠を設けまして、石岡一高、それから石岡二高の生徒さん4名に参加をいただいております。また、討議会場につきましても、参加者が自由に意見を述べることのできる楽しい雰囲気をつくるために、おまつり会場のように紅白幕、ちょうちんなど飾り付けを行って、会場のセッティングをしたということでございます。  以上です。 177 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 178 ◯2番(大和田寛樹君) 高校生枠ということで、選挙年齢が来年の参議院選挙より18歳に引き下げられるということで、まちづくりに対して、また政治参画意識を向上させる、そんな新たな取り組みも、今年あったようであります。また、市民討議会といいますと、全て漢字でありますので、少しかた苦しいイメージがありますが、会場のレイアウト等も工夫されまして、難しいことを楽しく、また皆さんの意見が出しやすい、そんな雰囲気づくりも今年新たに取り組んでいただけたということであります。  さらに来年、1回目、2回目、3回目の経験を生かして、大いにこの地域に根づいて、まちづくりの一助となる、そんな市民討議会に発展されることを祈念します。  続きまして、参加者の、討議会参加前と終了後のまちづくりの参画意識の変化について伺います。 179 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 180 ◯生活環境部長(立川芳男君) 討議会を開催して参加者がどう変わったかというようなご質問かなと思いますけれども、開催後のアンケートによりまして、1回目の参加者のアンケートで多かった点が、協働運動の大切さを感じたというようなご意見が14人ほどございました。それから、まちづくり運動に参加したくなったという方が9名ほどございました。それから、2回目の開催後のアンケートで多かった点が、まちづくりの参加意識が高まったという方が16名、今回3回目の参加者のアンケートでも、同じようにまちづくりへの参加意識が高まったという方の28名のアンケート結果が出ております。このように、参加者の皆様が、まちづくりに対する意識が高まったというような感覚を持っているところでございます。 181 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 182 ◯2番(大和田寛樹君) 今、部長からご答弁ありましたとおり、最初は、市民の皆さんは行政に対して何か物を申してやろう、またクレームを言ってやろうという、そんな感覚で参加する方もいらっしゃったようでありますけれども、この市民討議会、市民の皆さんが率先して自分たちのまちを考えて、そして今後の未来を、子どもたちの未来を考えて討議をしてく中で、前向きな気持ちに変化をしていって、ぜひともこの市民協議会を、世代を超えて、若い世代も交えてやっていただきたい、そんな声を多くいただきます。本当に不思議なもので、参加する前と参加する後で、大きく市民の皆さん、参加者の皆さんが、まちづくり参画意識の変化がある、そんな事業でございます。  2問目の質問に移ります。過去3回実施されました市民討議会において多く寄せられた意見について伺ってまいります。  まず、本年度の市民討議会の討議テーマについて伺います。 183 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 184 ◯生活環境部長(立川芳男君) 本年度のテーマでございます。本年はメーンテーマが「ふるさと再生~なくなるなんて、ありえない!だって石岡が好きなんだもん~」でございます。そして、サブテーマが3つございまして、1番目に「子供たちが住み良いまち『いしおか』とは?」、2番目に「あなたは石岡市の観光大使です!『いしおか』のどんな良いところをアピールしたいですか?」、3番目に「こんな住み良いまちを守るために今からしたいこと、25年後までにしておかなければいけないと思うことは何ですか?」というものでございます。 185 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 186 ◯2番(大和田寛樹君) この冊子の一番最初のメーンテーマ「ふるさと再生~なくなるなんて、ありえない!だって石岡が好きなんだもん~」、これはふざけた感じですけれども、実行委員会の青年会議所のメンバーと市のまちづくり協働課の課長さんはじめ次長さんが、真剣に考えたテーマであります。しっかりと今泉市長のふるさと再生、この言葉を使いまして、2040年問題、25年後にこの石岡市が消滅可能性都市に挙げられているということで、まずは石岡を好きになってもらおう、いろんな魅力を発見して、自分が観光大使だったらどんな魅力を内外に発信するか、そんなテーマ選定で、3つのテーマを選定させていただいておったようです。  1番目に、「子供たちが住み良いまち『いしおか』とは?」、まさしく少子高齢化社会の中で、子供たちがこの地域に住んでいっていただいて、今後もこの地域で子を産み育てていってもらいたい、そんな思いからテーマを選定されたようであります。また、2番目に、「あなたは石岡市の観光大使です!『いしおか』のどんな良いところをアピールしたいですか?」、観光スポットや特産品をはじめとする、歴史、また関東を代表するおまつり、皆さんが観光大使だったらどんな石岡をPRしますか。そして、3番目に、「こんな住み良いまちを守るために今からしたいこと、25年後までにしておかなければいけないと思うことは何ですか?」、まさしくこの市民討議会は、行政に何かをしてほしい、そんな意見の提言をするだけではなくて、自分たち市民の目線でこの石岡のために何かできることはないか、そんな市民のまちづくりへの参画意識を醸成する落としどころに、今年もなっておったようです。  そして、テーマごとに多く寄せられた意見を伺わせていただきます。 187 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 188 ◯生活環境部長(立川芳男君) 多く寄せられた意見ということでございます。1番目の「子供たちが住み良いまち『いしおか』とは?」につきましては、子どもたちにお金がかからない居場所が欲しいということで、これは駅前とか図書館とかカフェとか、そういう形の中でご意見が出まして、これが10票ほど出ております。それから、医療費の負担を減らすということで、これが5票ほど出ている状況でございます。  それから、2番目の「あなたは石岡市の観光大使です!『いしおか』のどんな良いところをアピールしたいですか?」の中では、知られざる観光資源の発信ということで12票、それから自然を楽しむスポーツということで8票、音楽ライブ等の開催ということで6票出てございます。  3番目の「こんな住み良いまちを守るために今からしたいこと、25年後までにしておかなければいけないと思うことは何ですか?」の中では、つくばエクスプレスを旧八郷町から石岡へ、これが12票、さまざまな年代で討議会を活発にする、これが10票、婚活支援6票などでございます。  以上でございます。
    189 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 190 ◯2番(大和田寛樹君) ここで、行政の皆さん、執行部の皆さんが気づいていただきたいことなんですけれども、第1のテーマで、子どもたちにお金のかからない居場所が欲しい、例えば駅前、図書館、カフェ、これは全部石岡にもう既にあるものなんです。カフェも、きのうの同僚議員の質問でありましたけれども、いろんな問題がありますけれども、新たな取り組みとしてそのような事業もある。また、図書館ということでありましたけれども、図書館も今年度の予算で新しくリニューアルをして、使い勝手のいい、機能性の高い図書館にしよう、そんな事業がもう実施されていると思います。そして、駅前もそうでありまして、駅の橋上化が進みまして、来年の3月には実際に供用開始となるということで、もう既に石岡市が取り組んでいる事業があるにもかかわらず、居場所が欲しい。こんな施設をつくってほしい。まさしく、これは市民の皆さんに対しても、今、石岡市がやっている行政の事務事業が周知されていないと、そういうことなんだと思います。  ぜひとも執行部のやられている、今、石岡市が取り組んでいる事業を、まずは市民の皆さんにしっかりと周知をしていく、それが私は大事だと思います。  また、続きまして、毎年多く寄せられる意見はどのようなものか。今まで今年の件を質問してまいりましたけれども、この3回で重複して多く寄せられている意見について伺います。 191 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 192 ◯生活環境部長(立川芳男君) 過去3回実施される中で多く寄せられた意見でございますが、毎回、討議するテーマが違いますので、3回の内容に共通したものではございませんが、多い意見といたしましては、子育てに対する支援などに関する意見、それから、観光資源の発信、ボランティア活動への参加、道路環境の整備、公園・スポーツ施設などの公共施設の充実、つくばエクスプレスを八郷から石岡へ、ステーションビルをつくろうなどがございました。  以上でございます。 193 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 194 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、3つ目の質問に移ります。今、挙げられたそれらの意見は、石岡ふるさと再生に向けて、どのような形でまちづくりに生かされているのか伺います。 195 ◯議長(塚谷重市君) 生活環境部長・立川君。 196 ◯生活環境部長(立川芳男君) 市民討議会は今年で3回目でございます。それぞれ開催の報告をいただいておりますが、1回目につきましては、初めての試みでございましたので、市民討議会に対する研究の場となっておりました。2回目につきましては、この市民討議会を市民に周知するため、報告書を市役所の窓口や市の公民館、まちかど情報センターなどに設置し、市民に提供をいたしました。今回は3回目となることから、市民の意見である報告書を検討し、市の施策として実施できるものは、関係各課と協議を行い反映してまいりたいと、このように考えております。 197 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 198 ◯2番(大和田寛樹君) ありがとうございます。担当課長さんと何度かお話をさせていただきましたけれども、今の課長さんはこの市民討議会の立ち上げから携わっていただいている、我々青年会議所にとっても理解者で、本当にありがたい課長さんでありまして、本当に正直に答えていただいておりまして、1回目はぶっちゃけやった、正直やることが前提で、市民討議会を研究する場としたんですと。2回目に市民討議会を広く周知していこう、そして、ようやく3回目に、この報告書をまちづくりの施策に反映しようと、ようやくこの市民討議会の報告書が日の目を見る時期になりました。  今泉市長は報告会で、参加者の前でこの報告書をかざしまして、これはまちづくりの宝物だと、宝の山だ、そんなふうにおっしゃっていただきました。またさらに、この市民討議会での意見を、来年の報告会にはぜひともこういう政策に盛り込んだと、実際に事業としてこういうことを行ったと、そのような報告ができるような、これまでの、やって、報告を上げて、市に提言をしました。それで終わりにすることなく、この意見をしっかり吸い上げて、そして、課長さんもおっしゃっておりました。市長から指示があって、この報告書をしっかり精査して、検証して、ぜひともまちづくりに生かせるようにしていこう、課長さんは私にこのように言っていただいておりました。本当にありがたい、立ち上げてよかったなと、そんなふうに思える事業にようやくなってきました。  ぜひとも政策に1つでも2つでも……。もちろん市民の皆さんも、全部取り入れていただこうなんて思っていません。1つでも2つでも、自分の出した意見が、市民討議会で出た意見が、まちづくりに、これからの未来の石岡に、ふるさと再生につながればと、そんな思いでいらっしゃると思いますので、そういう政策に盛り込んでいくことが、またこの市民討議会自体の参加率を上げていく、そして、まちづくりに対しての大きな起爆剤になっていく、そのように思いますので、ぜひとも政策に盛り込んでいっていただいて、建設的に取り組んでいただければと思います。  続きまして、4つ目ですけれども、こちら、今、もう私、話してしまいましたので、うまいぐあいに1つでもしっかり盛り込んでいただければと思いますので、よろしくお願いします。  そして、宝の山だと市長が、トップリーダーがおっしゃっておりまして、ぜひとも執行部の皆さんも、まだ見ていらっしゃらない方も、もしかしたらいるのかと思います。政策を盛り込んでいくのは、市長ではなくて執行部の皆さん、部長さんがこの報告書から抽出して、ぜひとも盛り込んでいただくんだと思いますので、報告書をぜひとも、熟読までは要求しませんが、しっかり見ていただいて、自分の部の所管の事業に盛り込んでいただく、それをお願いしたいと思います。 199 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩をいたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時14分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 200 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番・大和田寛樹君。 201 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、午前中の続きの質問をさせていただきます。  まず、項目1の協働によるまちづくりの推進、石岡市市民討議会についての(4)の質問でありますけれども、こちらは、部長の答弁で(1)から(3)の中に答弁をいただいておりましたので、割愛をさせていただきます。  続きまして、項目2、石岡市立中央図書館リニューアルについて、こちらの質問に移らせていただきます。  図書館法によりまして、図書館協議会が設置をされております。図書館法の第14条には、「公立図書館に図書館協議会を置くことができる」、第14条の2項で、「図書館協議会は図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館奉仕につき、館長に対して意見を述べる機関とする」、このような法律がございます。また、石岡市立中央図書館規則ということで、こちらにも、第27条、28条におきまして図書館協議会について規定をされております。第28条の1項では、館長の諮問により委員長が協議会を招集すると。質問に入る前に、以上の前提がございます。  また、平成27年の一般会計の予算でありますけれども、教育費の中の中央図書館管理運営費、基本設計委託料としまして100万円の予算計上がされております。  また、こちらの常任委員会の議事録でありますけれども、平成27年教育福祉環境委員会第4回委員会、6月26日開催でありますけれども、こちらで、担当課長より3点にわたりましてご報告がされております。1点目について、中央図書館の閉館時間の延長、7月1日から午後5時から2時間延長して午後7時までとすると。2点目について、中央図書館のリニューアルについて、3点目について、図書館前のいしおかイベント広場の整備工事ということで報告がございます。  2点目の報告の中の図書館リニューアルでありますけれども、こちらの最後のところに、リニューアルのスケジュールが説明されておりまして、スケジュールは、今年度中に基本設計を策定し、平成28年度に実施設計の策定並びに工事の実施、平成29年4月供用開始、オープンを予定していますということでご報告がされております。  そこで、一般的にでありますけれども、市の事業につきましては、市長の政策目標や担当部門の考え方、あるいは市民要望等を検討した中で、担当部門が事業に必要な予算要求を行い、財政部門が事業実施のための経費を査定し、市長が事業に必要な経費を議案として提出し、議会の議決をもって正式に市の事業として実施されることと認識をしています。  議会に対して、先ほど常任委員会の議事録でもありましたとおり、担当者から説明をすると、また事業規模が大きいものや市の方向性において大きな影響を与えるものについては、全員協議会で説明される場合もありますと、そのように認識をしております。担当する部長におかれましては、事業や予算執行が計画どおり進んでいるか進行管理を行い、遅延するような場合には、担当課長等から状況報告を受けて、課題、問題解消に向けた取り組みを進めている、そのように推測をします。石岡市の予算や事業が適切かつ円滑に執行されていることと思います。  そこで、図書館リニューアルについてご質問をさせていただきます。  1つ目としまして、先ほど項目1で質問させていただきました石岡市市民討議会において、毎年数多くのご意見をいただく親子の教育と相談の場の提供、今回は石岡市立中央図書館リニューアルについて、事業の実施状況、進捗を伺ってまいります。  まず、図書館のリニューアル工事の目的について確認をさせていただきます。 202 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 203 ◯教育部長(宮本秀男君) 図書館リニューアルの工事の目的ということでご答弁を申し上げます。石岡市立中央図書館におきましては、昭和55年に開館をいたしまして、築後35年が経過しております。建物の狭隘化、それから設備の老朽化によりまして、利用者から狭い、暗い、利用しづらいとの意見が寄せられておりました。このたびそれらを解消するため、図書館東側駐車場の一部にプレハブ建屋を設けまして、そこに図書館機能の一部を移設すると同時に、空いたスペースについて活用することで、図書館内の狭隘化の緩和と、館内環境の改善によりまして、図書館のサービスの質の向上を図るための目的として実施するものでございます。 204 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 205 ◯2番(大和田寛樹君) 続きまして、具体的な工事内容、その効果について伺います。 206 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 207 ◯教育部長(宮本秀男君) 具体的な工事内容、その効果ということでございますけれども、新たに設けますプレハブ建屋、図書館の1階の児童書架部分になりますけれども、これをプレハブ建屋のほうに移設することによりまして、児童スペースを図書館内から移すことで、スペースが広くなると同時に、利用者のほうからいろいろ寄せられておりました、図書館はある程度静かというイメージがございますけれども、子どもの声が非常に漏れてしまうということもございまして、一般の利用者に迷惑がかかっているという部分も実際にございました。  あわせまして、移動後の図書館のスペースに利用者の休憩用のスペースの設置、それから、書架のレイアウトを変更することによりまして、あわせて滞在のしやすい館内環境を図ってまいりたいと考えております。 208 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 209 ◯2番(大和田寛樹君) 続きまして、工事のタイムスケジュールでございますけれども、6月の第4回常任委員会からの変更がございますでしょうか。お伺いします。 210 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 211 ◯教育部長(宮本秀男君) 教育福祉環境委員会のほうでご報告をさせていただきました図書館リニューアルのオープンについては、平成29年の4月にオープンするということで変更はございません。 212 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 213 ◯2番(大和田寛樹君) 続きまして、先ほど申しました、今年度中に基本設計を策定するということで、29年4月までの実施スケジュール、その点は変更はございますか。 214 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 215 ◯教育部長(宮本秀男君) 基本設計の策定につきましては、大和田議員が冒頭言われましたように、100万円の基本設計費がついてございました。その中で、図書館の利用者等にアンケート調査を実施いたしましたり、さまざまな意見を寄せていただきまして、関係者からもいろいろなリニューアルについてのご意見をいただきました。その中で、ある程度イメージ的なものができ上がってございます。  あわせて、冒頭、図書館協議会ということを言われましたけれども、図書館協議会の中に出されたアンケート等の経過、それから視察をした内容等について説明をすることによって、ある程度ご意見をいただきながら、基本設計に類するイメージ的なものはできましたので、今年度はその基本設計について、まだ年度途中でありますけれども、どのような取り扱いになるかは決まっておりませんけれども、イメージづくりはできたと認識しております。 216 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 217 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、当初の予算計上されておりました100万円は、まだ執行されていないというか、委託料として支払われていないということで、基本設計までは至っていないというような認識を持ちます。  それでは、これまでどのような進捗状況で来たのかということは先ほどご答弁いただきましたけれども、まだ本年度、12月でありますので、3月まで3か月半ございますが、年度末までの業務執行と今年度の成果について、いま一度お伺いします。 218 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 219 ◯教育部長(宮本秀男君) 年度末までの業務執行と今年度の成果ということでございますけれども、先ほど答弁をさせていただきましたけれども、リニューアルのための最終的なイメージづくりといったものは、ある程度まとめ上げてきているのかなと思います。そのつくり方として、先ほど申し上げました図書館利用者の生の声を聞きながら、ご意見をお聞きしながら実施設計に反映できるようにしていきたいということで考えております。 220 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 221 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、続きまして、来年度の具体的な事業日程についてお伺いします。 222 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 223 ◯教育部長(宮本秀男君) 今年度、そのイメージでつくり上げた、基本設計となるかどうかということでありますけれども、来年度の早い時期に、イメージを抱いたものについて、この基本設計を実施設計とあわせまして策定を行いまして、その後、プレハブ建屋の設置と図書館の内部のリニューアル工事、1階部分でありますけれども、そのリニューアルを経まして、平成29年4月のリニューアル後の開館を予定したいと考えております。 224 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 225 ◯2番(大和田寛樹君) それでは、2番目に移ります。予算の着実な執行に向けた進行管理について、どのような取り組みをしているのか。予算執行されていないということで、1番で確認をさせていただきましたけれども、リニューアル工事に関する事業や予算の執行管理、実施について、進行管理にどのように取り組まれてきたのかお伺いします。 226 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 227 ◯教育部長(宮本秀男君) 事業の執行管理というご質問でございます。事業の進行に沿いながら、随時、課内、それから部内の協議等を行いまして、必要に応じながら関連の他部署との協議や調整等を行ってまいりました。予算に関しましては、先ほどもご答弁申し上げましたように、年度内での基本設計の策定を予定しておりましたけれども、できれば平成28年度、基本・実施設計という形で、一本化で来年度策定することで調整を進めていきたいということで考えております。 228 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 229 ◯2番(大和田寛樹君) 3か月半ある中で基本設計を策定しないということでございますけれども、こちらについて影響、29年4月オープン、また基本設計と実施設計を同時に行って、また、その当年度中に工事も施工するということになりますけれども、こちらについて伺います。 230 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 231 ◯教育部長(宮本秀男君) 平成29年4月のリニューアルオープンに向けまして、何度も申し上げておりますけれども、さまざまな方の意見をいただき、専門家の意見をいただいて、ある程度、基本設計的なイメージはできているということでありますので、当然、平成28年度、実施設計、工事ということで、平成29年4月オープンに向けて万全を期していきたいと考えております。 232 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 233 ◯2番(大和田寛樹君) 担当課長からちょっと伺っておりまして、基本設計を策定しないことについて、基本設計委託料の金額では、具体的に工事規模やその内容とのバランスがとれない、また整合性がないということ。要するに工事規模が基本設計の委託料と見合っていないというような、質問を通告してからの協議がありましたけれども、それは事実ですか。 234 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 235 ◯教育部長(宮本秀男君) 基本設計100万円を計上させていただいております。その事業内容と金額が見合っているかということでございますけれども、基本的に100万円の予算化がされたわけでありますから、その中で対応するということは当然のことでありますので、しかしながら、先ほど申し上げましたようにプレハブ建屋をつくる、それから、そのプレハブ建屋に移った1階部分のリニューアル、こういったものを総合的にまとめ上げるという形になると、本来はその金額の中で当然やらなくてはいけないんですけれども、多々難しい部分もあると認識しております。 236 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 237 ◯2番(大和田寛樹君) そうしますと、27年度予算で予算要求を、なぜ100万円の基本設計の委託料にしたのか疑問なんですけれども、その点をお伺いします。 238 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 239 ◯教育部長(宮本秀男君) 100万円の予算要求の根拠ということでありますけれども、ある程度の担当部、担当課のほうの、何ていいましょうか、持っていたイメージと、予算の要求のものが若干食い違ってしまったという部分もありますけれども、何と表現していいかあれですけれども、当然、担当課として、予算要求に当たっては、いろんな考え方を取り入れながら予算要求をするわけですから、その中で対応していくということでございます。 240 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 241 ◯2番(大和田寛樹君) 少し財務部のほうにお話を伺いたいと思います。事業を担当する課から予算要求を受けまして、査定をして予算付けをするわけでありますけれども、実際に100万円の予算で基本設計委託料として予算付けをしました。しかし、基本設計委託料は頼まれていないというか、実施をされていないということで、担当課からの打ち合わせの中では、正直100万円の予算で工事規模と基本設計の委託料が見合わない。そういう論理といいますか、要求をした事業に対して基本設計委託料として予算付けをしているにもかかわらず、その予算では見合わないので基本設計を実施しない。このような論理が容認できるものなのか、財務部長に伺います。 242 ◯議長(塚谷重市君) 財務部長・佐々木君。 243 ◯財務部長(佐々木敏夫君) 予算のお尋ねでございます。予算でございますけれども、予算は一定期間における収入と支出の見積もりでございまして、言いかえれば計画でもございます。一方、決算は、決算時の一時的な計数整理ではなくて、年間を通した日常的な予算執行管理の積み重ねという認識でございます。  この予算編成権、執行権は当然首長にあるわけでございますけれども、冒頭にもございましたとおり、予算の確定は議会の議決を得ているわけでございますので、その執行、また説明責任というものは、私どもにあるわけでございます。そういう中で、この予算が決定されたことに対して自ら行わなかったこと、こういう論理はあり得ないと私は認識しております。  以上でございます。 244 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 245 ◯2番(大和田寛樹君) 今、財務部長からのお話を教育部長に戻しますけれども、あり得ないということなんですけれども、その点に関して教育部長からご答弁をいただきたいと思います。 246 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 247 ◯教育部長(宮本秀男君) 基本設計の100万円についての執行ということでありますけれども、先ほども何度も申し上げておりますけれども、基本設計に見合う、図書館の利用者の方とか、さまざまな団体、そういったところから意見を聞いて、さらにその出された意見を図書館協議会等の中で意見聴取をして、その基本設計に価するものを図書館としてある程度まとめ上げているということから、その基本設計の100万円は、まだ年度途中で決定したわけでありませんけれども、現在執行していないという状況でございます。 248 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 249 ◯2番(大和田寛樹君) 先ほど、この質問に入る前に、前提として確認させていただきました。図書館協議会には、図書館の運営に関して館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書奉仕について館長に対して意見を述べる機関とすると。ですので、29年の4月にリニューアルをした図書館をオープンしようと政策決定が首長からされて、そのスケジュールの中で27年の基本設計委託料を要求して、財務に査定をしていただいて、予算がついたのにもかかわらず、それが実行されていない。私、すごく違和感を感じます。  地方公務員法の第32条に、「職務を遂行するに当って、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない」と、これは地方公務員法にうたわれております。まさしく首長からリニューアルを速やかに実行しようということで、本年度、予算までつけていただいて、基本設計をする予定であるにもかかわらず、自分たちでイメージでできたからやっていませんというのが、先ほど財務部長からそういう論理はあり得ないんですということなんですね。首長の命令でありますので、職務上の命令には忠実に従わなければならないということで規定をされているわけです。  少し一般論として、なぜ29年の4月に、それではオープンを予定するんでしょうか。29年4月に教育部長としてはオープンしようと思うんでしょうか。 250 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 251 ◯教育部長(宮本秀男君) 29年の4月にオープンしたいという理由といたしまして、冒頭申し上げましたように、現在の図書館については、狭い、暗い、利用しづらいということで、多くの方からこういう意見を寄せられているところでございます。あわせて、1階部分の子どもスペースのところが、一般の閲覧する場所と近いことによって、ある程度弊害が出ているという状況がありまして、できるだけ早い時期にオープンをしたい、その問題を解消していきたいという視点に立って、平成29年4月にオープンをしたいということでございます。 252 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 253 ◯2番(大和田寛樹君) そのとおりだと思います。できるだけ早く、実際にリニューアルをした図書館を利用者の皆さん、また、今度はプレハブ建屋に子どもの読み聞かせであったり、お母さんが小さな子どもを連れて、紙芝居や絵本の読み聞かせをするようなスペースができると伺っています。できるだけ早く実施をしたい。  そういうものをイメージというか、想像をしてみますと、すぐにでもやってほしいと、私はそんなふうに思うんです。そのために、すぐできないのである程度の期間を置いて、29年の4月に必ずオープンをさせていこうということでスケジュールを組んで、今年度、27年の基本設計委託料を予算計上して、議会の承認をいただいているにもかかわらず、それを執行できない。その理由が、自分たちでイメージができた。  そして、協議会には、館長の諮問があって初めて、答申であったり意見を伺うことができます。政策の決定はもう首長がしておりますので、29年4月、またスケジュール感として27年の基本設計で28年の実施設計、そして工事が28年に同時に進んでいくということだと思いますね。そういうスケジュール感を自分たちで議会に報告しているにもかかわらず、いまだにそれが着手されていない。その理由も私はちょっと納得もできませんし、果たしてこの6月から12月までにどのような……、本当に29年4月のオープンに向けて事務事業が遂行されてきたのかなと、そんなふうに思ってしまうんです。  この質問を出させていただいて、三、四度、担当課の職員の方、何人もとお話をしましたけれども、正直厳しいようですけれども、何としても市民の行政サービス、また子どもたちの教育、絵本や紙芝居を親が読み聞かせるようなスペースを、また利便性の高い図書館にリニューアルしよう、何としてもやろう、その意気込みが私はちょっと感じられなかったんです。何かできないことを、後付けで理由をつけているような感じに、正直、私はそんなふうに感じました。宮本部長の答弁も、私はそんなふうに受けとめてしまいます。ぜひ、やると決めたのですから、やっていただきたいんです。  先ほど、最初の質問でスーパー公務員というので、今泉市長が27年3月31日に発行ということで、今年発行されたみたいですけれども、これ、全職員に配られているということで、ホームページで見ました。ここにいろいろ本当にいいことが書いてありまして、これどおりやればできないわけないと僕は思うんですが、例えばできない理由というところで、最初のほうに書いてある、3ページ目。できない理由を考えるのは時間の無駄、可能にするために自分はどう担えばいいのかを考えてください。どう考えても人出が足りない、予算が足りない中でできるはずがない。予算、人手、時間、できない三大理由です。やらなくてはならない状況、あるいはそれを目指すと決まった中──もう決まっています──できない理由を考えることにどんな意味があるのだろう。それは時間の浪費としか思えません。まずは、基本設計をやると決めたんですから、そこへ向かって進んでいくために、どうやったら可能になるかを考えることだ。限られた時間と予算をどうやりくりするか、自分の能力をどう高めるか、チームとしてどう連携するか、与えられた中でどうするかを考えるのが最初だ。これ、3ページ目に書いてあります。職員の皆さん、読んでいらっしゃるんだと思います。  基本設計をやると決めて、今、やっていないわけです。3か月半あります。何かできる方法を考えて、基本設計を予定どおりやろうという気はないのかな。そこをもう一度確認します。 254 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。
    255 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。ただいま大和田議員が言われましたスーパー公務員の手帳に書かれておりますやらない理由を教育委員会が述べているわけではなくて、平成29年4月のリニューアルオープンに向けて、これまでずっと積み上げてきたものを、イメージという言葉ではなくて、基本設計としてある程度まとめ上げられているというイメージでございます。なので、その予算が100万円、きちっと予算付けがされて、それについて現在執行していないという状況の中で、やらないということでの未執行ということでの捉え方ではないと認識しております。 256 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 257 ◯2番(大和田寛樹君) 宮本部長、本当に私がこの席で教育長を挟んで、正面で6月、9月と宮本部長の答弁を聞いてきましたけれども、私は信じたいです。しかしながら、常任委員会に、議会に報告しているんです。今年度中に基本設計を策定する。それで、これができていないのに、29年4月の供用開始は守りますという論理が、皆さんにご納得いただけるとは思えないんです。基本設計をして、来年実施設計と工事の実施を行います。29年4月には供用開始、オープンをします。基本設計をやっていないんだけれども、29年4月は確実にやります。やらない理由を言っていません。そう答弁されるんですが、実際、基本設計ができ上がっていないわけじゃないですか。予算もつけられているのに執行されていない。それで、29年4月に何としてもオープンしようという、その、何ていうんでしょう、行政的に言うのではなくて一般論的に、男気というか、何としてもやってやろうと、そういう気概を感じないということを、私は言っているんです。  決められたとおりにやることが前提じゃないんですか。今年やっていないんですから、イメージをつくりましたと言っているんですが、基本設計をやっていないことには変わりないので、論理が私には納得できないんですね。確かに29年4月は変更しません。それはわかりました。確実にやっていただきたいと思います。しかしながら、基本設計をやっていないです。予算も計上されている。それが実施されていないということに対して、自分たちでできましたからいいですというのでは、行政の論理として僕はちょっと納得ができないというか、理解できないです。  これ、私も言っていますが、佐々木部長もあり得ませんよということを言っているわけですよ。そういう予算請求をして、意味が違い……。私はそういうふうに受け取っているんですが、ちょっと戻りますけれども、なぜ、今まだ3か月半ありますけれども、何としても基本設計をやり遂げようというふうに思えないんでしょうか。ぜひ基本設計をやっていいただいて、スケジュールどおり実施設計と工事を来年度の予算に組み込んで、29年4月のオープンに間に合わせるというふうにやるべきだと私は思うんですが。         〔「基本設計と実施設計を一緒にやりますって」と呼ぶ者あり〕 258 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 259 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁を申し上げます。これまで課内、部内で多く協議をしてきまして、何度も申し上げているように、ある程度の基本設計的なイメージができております。ただし、今、大和田議員が言われるように、予算化されたものについて執行しないで、あり得るのかというお話ですけれども、限られた短い残りの時間でありますけれども、ある程度のこちらとしての考え方を持ち合わせておりますので、基本設計作成に向けて努力をしてまいります。 260 ◯議長(塚谷重市君) 2番・大和田寛樹君。 261 ◯2番(大和田寛樹君) ぜひお願いします。本当にすばらしい図書館のリニューアルがされて、市民の皆さんに、また子どもたちに、ぜひその図書館を使っていただきたい、一日でも早く、そんな思いで質問をさせていただきました。生意気なようで、何度も何度も突っ込んで行いましたけれども、私は教育部長の敵では全くありませんので、どうしても一緒にリニューアルをして、一日でも早く使っていただこうと。目に浮かべれば、子どもたちがそこで何度も何度も絵本を読み聞かされている姿を見れば、何としてもやってあげようと、早目にやろうと、そういう気持ち、気概になると思うんです。なので、ぜひとも29年4月、また今年の予算に計上されている基本設計がしっかりでき上がって次年度につながる、そんな事務事業の推進をお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。 262 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 263 ◯7番(勝村孝行君) 7番・勝村でございます。私は2項目について質問をしてまいります。よろしくお願いいたします。  まず、1項目目、朝日トンネル開通に伴う観光行政について伺ってまいります。  師走に入りまして、本年も余すところわずかとなってまいりました。今、夜のフラワーパークに足を運んでいただきますと、幻想的で美しいイルミネーションを見ることができます。ぜひとも皆さん、足を運んでいただきたいと思います。  余談になりましたが、さて、いつの間にか季節は秋が過ぎまして、冬の到来となってまいりました。秋といえば観光シーズン、もみじ狩り、果物狩りと行楽の季節であり、当市でも朝日トンネル開通後、他市からの観光での来客数がかなり増えてきていると思っております。イルミネーションなど、楽しめる施設も増えてきている中で、観光面での行政について5点ほど伺ってまいります。  トンネル開通3年を過ぎまして、人の流れや車の通行量の推移についてですが、交通量は想像以上に増え、ダンプ街道になっているというふうにも言われております。トンネルを抜けるとイチゴ団地が控え、朝日里山学校、整備された観光トイレ、産直のお店、そして茨城県フラワーパーク、ゆりの郷温泉、国民宿舎つくばね、つくばねオートキャンプ場、そのほか観光果樹園では、梨、ブドウ、柿、リンゴ、ブルーベリーなど、八郷地区だけでも観光客を満喫させる準備も大分整ってきていると感じております。しかしながら、さらに力を入れて進めていかなければならないと考えております。  そこで、まず1点目、先ほど同僚議員の質問の中でもありましたが、人の流れ、車の通行量は、開通前と本年を比較してどのように受けとめているのか、お伺いいたします。  2点目、今秋に運行されました急行路線バス「やさとフルーツ号」の成果ですが、フルーツ号につきましては、今年は試験的運行ということで、つくば市や東京方面の観光客を呼び寄せる土曜、日曜、祭日限定での運行がされてきたわけですが、私が思うに、少しPR不足も否めなかったのかなと感じております。数字につきましては委員会のほうで伺っておりますので、ここでは総体的に見た成果と課題ということでお伺いをいたします。  3点目、朝日里山学校ですが、年々利用者が増加している中で、スタッフの対応、あるいはスタッフの数の不足、それから後継者というもの、そういう問題も出てきているのかなと感じております。イベント開催に伴う駐車場不足等への取り組みもどのように考えているのか。年々利用者が増える中で、周辺の耕作されていない畑がかなりございます。1つには、この畑を借りて、さらに事業の中で進められるものがあるのではないかと考えますが、その点もお伺いいたします。  また、高齢となりました朝日里山そば打ち名人大会ですが、今年の2月11日は好天に恵まれまして、予想を上回る来客数でございました。ほとんどのお店で、お昼前にはもう早々と物がなくなってしまうという事態に陥りました。朝日里山学校の利用状況と今後の取り組みについて、どのように進めていくのかお伺いをいたします。  4点目、開園30周年を迎えた茨城県フラワーパークの今後のさらなる取り組みということで伺ってまいりたいと思います。昨年より茨城県フラワーパークはリニューアルを進め、この12月1日より待望のLEDイルミネーションが始まりました。このイルミネーションですが、開始早々ではありますが、大変評判がいいと伺っております。以前から私も、この事業の取り組みをお願いしてまいりました。市民の皆さんも待ち望んでいた事業であり、これは職員の皆様並びに関係者に改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。ちなみに予算はどのぐらいだったのか、答えられればの範囲でいいのですが、そういうことも伺ってみたいと思います。そこで、30周年を迎えてさらなる取り組みはあるのか、伺ってまいります。  5点目ですが、今後の観光振興を踏まえて、恋瀬地区から笠間への道路、いわゆる道祖神峠のトンネル化ということについて、市としてどのように位置付けを考えられているのか、お伺いをいたします。  以上5点、1回目の質問といたします。 264 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 265 ◯経済部長(前沢洋一君) ご質問の朝日トンネル開通に伴う観光行政につきまして、私からは1、3、4、5項目につきましてお答えをいたしたいと思います。  まず1点目の、開通3年を過ぎての推移についてでございますが、まず車の流れにつきましては、トンネルの交通量調査によりますと、6回の交通量調査を実施してきておりますけれども、その平均交通量は6,666台となってございます。開通前が約1,000台でありましたので、7倍の増加となってございます。  次に、人の流れ、観光客の推移についてでございますが、茨城県フラワーパークでは、開通前の平成23年度は東日本大震災の影響で減少しておりますことから、比較といたしましては、平成22年度で比較して申し上げますが、平成22年度が15万7,000人に対しまして、平成26年度、17万5,000人、1万8,000人、11%の増となってございます。やさと温泉ゆりの郷への入館者数は、平成23年度17万1,000人に対し平成26年度20万1,000人と、3万人、17%の増となっております。茨城県フラワーパークへの観光バスの入れ込み客数でございますけれども、平成22年度が5,556人に対し平成26年度は1万9,052人と、3.4倍の増となっておりまして、ゆりの郷の入館調査におきましても、つくば市や土浦市からの来場者が全体の19%となっていることから、朝日トンネルの効果は大きいものであったと捉えております。  次に、3点目の朝日里山学校の現状と今後の取り組みについてお答えいたします。朝日里山学校は、農村、農業体験、ピザやそばなどの食のメニューが用意され、団体客を含め、利用者数は年々増加しておりまして、平成26年度は1万4,234人の利用となってございます。そのうち季節ごとに開催されるイベントでは、4月のいちご祭りが2,100人、トレイルラン大会が1,100人、10月の八豊祭が750人、2月のそば祭りが2,000人となっております。  そのため、議員ご指摘の駐車場の問題でございますけれども、駐車場不足が常態化し、周辺道路への路上駐車により、交通に支障が生じているだけではなく、地域の方々からも苦情が寄せられているところでございます。また、校庭の排水不良によりまして、雨天後の校庭利用ができないなど、人気の高まりに応じた受け入れ環境の整備が課題となっているところでございます。  今後の取り組みといたしましては、駐車場などの整備を計画的に進めるとともに、周囲の農地を活用しまして、家族をターゲットとした農業体験のメニューの拡充、また、新規就農者の研修の場をつくっていきたいと考えておりまして、関係団体と連携し、仕組みづくりを既に行っているところでございます。  次に、4点目の茨城県フラワーパークの取り組みでございます。茨城県フラワーパークにつきましては、平成22年度から26年度にわたり、茨城県による5か年のリニューアル整備にあわせ、市も周遊道路の整備や周遊車の導入など、施設整備に取り組んできたところでございます。本年は開園30周年という節目を迎えまして、ご質問でご紹介いただきましたけれども、県内最大級のイルミネーションが12月1日から点灯してございます。  ご質問のこれに係る予算ということでございますが、イルミネーションの整備につきましては県の事業として取り組みまして、県は地方創生交付金を活用いたしまして、約5,000万円の整備費を入れていただいております。  フラワーパークにつきましては、これまで、このように施設整備を中心に取り組んでまいりましたが、現在、花の演出企画を筑波大学に委託し、期待感や高揚感あふれる公園、色彩、香りなど、五感で楽しめる公園を目指すために、フラワーパークのグランドデザイン、園地のリニューアルや整備手法のプラン策定を進めているところでございます。今後はこのプランをもとに、入園者30万人の復活に向けまして、園地の再編成、再構築に取り組んでまいりたいと考えております。  最後に、5点目の道祖神峠のトンネル化について、観光振興を踏まえてということでございますけれども、今後の観光振興を考える上で、広域的な観光の連携が重要と考えております。観光振興計画の中でも、広域周遊観光ルートの拡充、環境整備の中で、当市と笠間市や水戸市、ひたちなか市との花の名所をめぐる花の回廊ルートをつくっていくことを計画しております。そういった意味で、広域的観光を促進する交通インフラの整備は重要であり、朝日トンネルの効果を見ても、有効なものと考えているところでございます。  以上でございます。 266 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 267 ◯市長公室長(久保田克己君) 私からは、2番目の急行路線バス「やさとフルーツ号」の成果についてご答弁申し上げます。この急行路線バスは、朝日トンネルの開通メリットを生かしまして、秋の観光シーズンに合わせて、つくばエクスプレスのつくば駅と八郷地区の観光スポットを結ぶ期間限定の路線バスとして実証運行を行いまして、バス路線の乗降客数の検証と交流人口の増加を図ることを目的として実施したものでございます。  運行期間につきましては、平成27年9月1日から平成27年11月30日までの土日・祝日の32日間でございました。片道約29キロ、所要時間が60分でございまして、片道900円、さらには、企画乗車券といたしまして、往復フリー切符といたしまして、大人1,000円、小人500円の乗り降り自由の乗車券も発売したところでございます。11月29日をもちまして今年度の運行を終了いたしまして、利用者数でございますが、32日間で総勢852名、1日当たりの利用者数といたしましては26.6人という状況でございました。  そういった中で、議員の質問の中にも、PR不足だったのではないかなというようなお言葉がございました。市といたしましては、これらのPR、もちろん許認可になってからしかPRができないという制約があったわけなんですけれども、それらについては当初から予定されておりましたので、認可後すぐにPRをするというような体制を整えた中で、まずホームページにつきましては、市内のホームページはもちろんのこと、観光協会や、さらには関鉄グリーンバス、茨城県フラワーパーク、朝日里山学校、さらにはやさと温泉ゆりの郷、スカイスポーツ施設などにもご協力をいただいて、掲載したところでございます。さらには、市長からよく広域連携というお言葉をいただいておりますけれども、土浦市の地域公共交通活性化会議様、さらには小町の里にも掲載をしていただいて、周知してきたところでございます。  また、チラシ、ポスターにつきましてでございますが、配布先といたしましては、ただいま申し上げました観光施設はもちろんのこと、今回、つくばエクスプレス様のご協力をいただきまして、全駅にポスターを掲示していただくことができました。また、県の配慮によりまして、東京銀座の茨城マルシェ東京事務所、さらには筑波大学、また地元沿線の自治会様や八郷中学校、青丘学院つくば中学校などでチラシを配布させていただいてきたところでございます。さらには観光課と連携いたしまして、千葉県柏の葉やつくばエクスプレスのつくば駅での観光PRのときに職員が行って、チラシの配布をやって周知活動をしてまいりました。  そういったことで周知活動をしてきておりましたが、1日当たり26.6人という結果でございましたので、それらに基づきまして、利用者のご意見などもアンケートをとってございます。そういった中では、今まで八郷地区からつくばへ行く手段がなかった中で、土日、祝日限定ではあるが、非常に利用しやすいバスだったというお言葉をいただいております。また、当初の目的でございました東京方面から、またつくば市からの交流人口の増加という観点からも、450名程度のお客様が、新たに八郷地区へこのバスを使って入ってきていただいております。そういった方のご意見を見ましても、このまま来年も継続してほしいとか、そういった比較的好意的な声が多かったのも事実でございます。  しかしながら、1便当たりにしますと、本当に2人というようなバスの時間帯もございます。そういったことも反省材料といたしまして、次年度におきましては、PRはもちろんのこと、今回つくば駅で感じたことなんですけれども、つくばの紅葉シーズンには筑波山行きのバスはすごい行列ができておりました。そういったのを目の当たりにして、フルーツ号へいかにこの人たちを誘導するか、そういった手法が、このバスの改善には最善になるのかなと考えたところです。  以上でございます。 268 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 269 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございました。何点か再質問をさせていただきます。  答弁によりますと、やはりトンネル開通により成果は上がって、来客数も予想以上に増えているということでございます。ただいま公室長から答弁がございました2点目のやさとフルーツ号でありますが、これは私の考えるところなんですが、始まったのが早急だったということもあって、幾らか準備不足ということもあったのかなとも思いますが、バス自体、関東鉄道バスのカラーのままで運行された。これにも1つ要因があるのかなと感じています。やはりフルーツ号と言われる名のとおり、少し外のカラーを変えて、いわゆる果樹とか秋の模様をかたどった、そういうペイントをしてバスを走らせることにより、興味を持たせて、この石岡市に足を運んでくるというような考えはいかがかというふうにも思っております。  せっかくバスを走らせるわけでありますし、今年から試行的に行った事業でありますので、少し我慢をして、来年度に向けてまた事業を拡大していっていただきたいと思っておりますので、この点、よろしくお願いいたします。  また、3点目の朝日里山学校ですが、いわゆる体験型観光施設という名のとおり、体験を希望する人が年々、かなりの数で増えてございます。その中でイベントも数多く開催されてきておるわけでございます。経済部長も答弁の中で言っておりました。やはり一番は駐車場の問題であろうと、地元に住んでいる者としても感じとっているわけでございます。  今年の2月のフラワーパークからのピストン輸送、人は運んできても、食べるものがない。フラワーパークで1時間も2時間も待たされて、里山学校に来てまた1時間並んで、いよいよ食べる段階になったら何にもないというような苦情が出ておりました。ぜひ、これは天候の関係でいろいろ来客数も違うんですが、まず駐車場というものを近辺に整えていっていただいたらいいのかなと思っております。早急な駐車場整備をお願いしたいと思います。  4点目、フラワーパークの今回開始されましたLEDイルミネーション、確かにグリム童話・しらゆきとべにばらというものをテーマにした幻想的な世界を演出しております。しかしながら、まだまだ改良の余地はあるのかなと感じました。初日に私、行きましたけれども、やはり光に動きがまずない。それと立体感がない。見るだけのものであるのはあるんですが、やはり子供たちが、小さなお子さんたちが来ても、わーっとおもしろいと楽しめる、そういうイルミネーション……。ほかでもたくさんやっておりますけれども、そんなものにしていってもいただきたいなと思います。  また、入場料の件なんですが、昼間入場されたお客さんは一旦出ていっていただいて、夜間の料金500円を払っていただいて、大人の場合ですけど、入場していただくということでございますが、この辺もちょっと考えを変えていただいて、昼間と夜の連携をとれる入場料金、いわゆる、昼間は今、冬場ですから幾らですか。380円かそのぐらいですか。それで、夜が500円。これ、昼間のお客さんに継続して見ていっていただけるように、トータルで800円とか、そういう料金設定もいいのかなと。これは私の考えですが、提案なんですが、そういうことも考えてみたら、また来客数も違うのかなと思います。難しい面もあるんだろうと思いますけれども、そのようなことも考えていただけたらいいのかなと思っております。  それから、来客の皆さん、一部の人ですけれども、伺ったお話の中で、こんなきれいなイルミネーション、この飾りつけなんかも手伝ってみたいなという方も結構いました。ただ、飾り付けるのは簡単なんだけど、取り外しが大変だよと言ったら、そっちだって手伝うよと言う人もいます。ボランティアというものをある程度募集してやってみるのも、コスト削減にいいのかなと思います。そういうことも勘案してみていただきたいと思います。  次に5点目の道祖神峠のトンネル化でございますが、やはりフルーツライン、朝日トンネルを抜けて笠間市の陶芸祭りが行われる笠間市まで山を越えないで行ける道路、こういったものを整備すると、石岡市の発展にもつながっていくのかなと思っております。いわゆるつくば市・笠間市間道路整備促進協議会、こういうもので進められていると聞いておりますが、先々月27日にまた要望を県に出しに行ったというようなことも伺っております。さらに力を入れて、この道祖神峠のトンネル化もお願いしていっていただきたいと思います。  以上、答えられる範囲で結構ですので、2回目の質問といたします。 270 ◯議長(塚谷重市君) 経済部長・前沢君。 271 ◯経済部長(前沢洋一君) 私から2点お答えをいたします。  まず、朝日里山学校の駐車場に関しまして、やはり駐車場の確保を最優先すべきであるというお話でございます。特に今年の2月のそば祭りの例を挙げていただきましたけれども、本当に駐車場の不足等により、大変ご迷惑をおかけしたというところがございます。この辺では、来年の2月の実施に向けまして、前例となった教訓を生かしまして、改善できるところは改善していきたいと考えているところでございます。  そういう意味で、朝日里山学校の駐車場につきましては、イベントを対象に拡大をするということではなくて、予算的な面もございますけれども、やはり通常の農業、または食の体験、そういったメニューに対してご不便をおかけしないということをまずは優先的に考え、そういった規模でまずは駐車場の確保をしていきたい。イベントについては、臨時駐車場を含め、周辺の協力を得ながら解決をしていきたいと考えてございます。  次に、フラワーパークの件でございますが、まず、先ほどの答弁で、県のほうのイルミネーションの予算につきまして5,000万円とお答えいたしましたが、設計委託料も含めまして6,500万円という数字になるところでございます。訂正を申し上げます。  議員のほうから、イルミネーションの拡充ということはどうかという点、または入場料の問題、設定の考え方の変更といいますか、そういった点、あと、飾り付けをボランティアでできないかというご提案を3点いただきましたけれども、全くもっていい提案と受けとめさせていただきまして、うちのほうでもいろいろ、今年まず実施をし、そういった改善点を見出していきたいということで考えてございまして、まずイルミネーションの拡充につきましては、今年、もう既に1週間でございますけれども、2,792人の方、1日で400人近くご入場いただいております。そういう意味では、あしかがフラワーパークと比較されるところも多いんですが、かえって年配の方なんかについては、落ち着いて見られる、入場もスムーズだということで、好評をいただいているところでございます。  そういった好評を持続させまして、そこで上げられた利益といいますか、利潤で、来年度の電気数を増やしていくという基本的な考えがございます。そういった意味で、こういう好評を受けて、さらに電球の躍動感といいますか、あと立体感、そういったものを来年にはまた拡充をして考えていきたいと目標を持っているところでございます。  入場料の昼と夜の連携した料金設定についてでございますが、これについてはたくさんの方々からもこういうご要望をいただいているところでございます。いい提案でありますので、その辺は検討させていただきますけれども、もう一方では、やっぱり昼間、ふれあいの森のほうまで行ってしまった方を、そのまま夜までつないでいってしまっていいのかという管理上の問題、そういったものも一方でありますので、そういった問題とも連動して改善を図っていくものかなと考えてございます。  あと、飾り付けとか片付けのボランティア、非常にありがたい話かと思っております。現在フラワーパークにおきましては、バラマイスター等のバラの案内をできる資格を取っていただく、栽培もできる資格を取っていただくという取り組みをしておりますけれども、これが数百名の方、ボランティアで、今後、草取りから園の案内までやっていただけるという仕組みづくりをしておりますけれども、その1つとしても考えていけるのかなと考えまして、イルミネーションのボランティアでのお手伝いがいただける、そういう組織づくりができたら本当に経費の削減にもなり、人気の広がりをつくるという取り組みであろうと考えてございますので、検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 272 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 273 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 私のほうからは、道祖神峠のトンネル化につきましてご答弁を申し上げます。県道笠間つくば線にございます道祖神峠のトンネル化につきましては、現在、石岡市、つくば市、土浦市、それと笠間市の4市で構成してございますつくば市・笠間市間道路整備促進協議会におきまして、毎年、茨城県に対しまして要望活動を実施しているところでございます。平成24年11月に開通いたしました朝日トンネルによりまして地域や観光が活性化され、さまざまな効果があらわれているといった状況にございます。道祖神峠のトンネル化につきましても、実現されれば、県中央地域と県南地域を結ぶ大動脈となりますので、新たな観光ルートの構築をはじめ、地域の活性化にも大いに寄与するものと考えてございます。  今後につきましても、この協議会を通しまして、県に対し引き続き要望活動を行ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 274 ◯議長(塚谷重市君) 市長公室長・久保田君。 275 ◯市長公室長(久保田克己君) それでは、私から、八郷フルーツ号のラッピングについてご答弁申し上げます。ただいま議員からご提言がありました。今回のバスは新規路線でございますので、そういったラッピングをすることによって地域の方に注目を浴びるということは、非常に効果的なものかと考えております。ただ、今回、定期路線ということで期間が限定されておりますものですから、ラッピングの効果、またコスト的なもの、そういったものもちょっと考えなくてはなりませんので、その辺、バス会社と協議してまいりたいと思います。  以上でございます。 276 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 277 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございました。イルミネーション、それからフルーツバス、期待のできる事業かなと思いますので、取り組みのほうをさらによろしくお願いしたいと思います。  それでは最後に、この石岡市の観光行政への……。 278 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。                   午後 2時38分休憩            ───────────────────────                   午後 2時38分再開 279 ◯議長(塚谷重市君) 再開します。 280 ◯7番(勝村孝行君) 石岡市の観光行政の今後の取り組みと、特に朝日里山学校駐車場整備について、市長の見解をお伺いして、この質問を終わります。 281 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 282 ◯市長(今泉文彦君) ただいま朝日里山学校の駐車場の件ということでありますけれども、経済部長が述べたとおりでございます。この朝日里山周辺の観光地としてのポテンシャルエネルギーは大変高いと思いますので、それを生かして整備を検討してまいりたいと思います。  以上です。 283 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 2時40分休憩            ───────────────────────                   午後 2時52分再開 284 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番・勝村孝行君。 285 ◯7番(勝村孝行君) それでは、次の質問に移らせていただきます。2項目目、八郷中学校の通学路の整備と通学バスの運行について伺ってまいります。この質問は、本年6月の第2回定例会でも関連した質問をしておりますが、今回も引き続きの質問でございます。  ご承知のように、八郷中学校は統合して3年になりました。統合して間もないわけですから、当然のことながらいろいろな課題、問題も起こってきていると思います。一昨日の同僚議員の質問の中では、八郷中学校での生徒は皆、充実した学校生活を送っているとの答弁がございました。しかしながら、中学生の生徒を持つ保護者の方々からは、いろいろなお話を伺っております。今回は、その中から3点ほど伺ってまいりたいと思っております。  まず、通学路の整備状況についてでありますが、これはまだまだお願いすることはたくさんあるとのことでございますが、昨年度、恋瀬地区の保護者から出された要望書の中での、自転車通行可の道路標識設置、あるいは街路灯、防犯灯設置等を含めてお伺いをいたします。  前回の答弁は、学校関係者や国、県、警察など、関係行政機関で構成されている石岡市通学路安全推進会議を設置して、通学道路交通安全プログラムを策定し、担当部局と関係を図りながら通学路の安全確保に努めているとされております。さらに、年1回以上、推進会議を開いて対策を図るということであります。  改めて伺いますが、通学路の状況、交通規制、いかがわしい広告、看板の有無、そして街路灯・防犯灯の有無など、通学路において危険箇所の調査を行い、把握はされてきたのか、1点目、伺います。  次に2点目、部活動を行っている生徒への対応状況ですが、部活動に入部している生徒がスクールバスに乗れない場合の対応ということ。スクールバスの運行では、一昨日の同僚議員の答弁がございました。平日は朝夕2回、休日は朝、昼、夜の3回とありましたが、これは問題なく運行されているのか伺います。また、自転車通学での部活動終了後帰宅するまでの安全性は保たれているのか、伺います。  3点目、運行計画の見直しですが、これは、道路管理者、交通管理者、学校などが連携して、通学路の緊急合同点検を実施していると思いますが、抜本的な対策の実施に向けて、引き続き対策が必要であると考えます。  また、通学路の危険性では、年ごとに変わるバス利用の生徒数の変化による通学路の変更、周辺環境の変化などに伴い、その場所や内容が変化するものであることから、毎年、運行計画の見直しをするべきと思いますが、協議されてきているのかお伺いをいたします。  以上3点、1回目の質問といたします。 286 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。
    287 ◯教育部長(宮本秀男君) 八郷中学校の通学路の整備と通学バスの運行についてご答弁を申し上げます。3点ほどご質問をいただきました。  まず1点目の、通学路の整備状況につきましては、石岡市通学路安全推進会議を本年11月27日に開催いたしました。その中では、八郷中学校区域における県道では、笠間つくば線、土浦笠間線、市道では上林・上曽線をプログラムの整備箇所として位置付けをしております。ただいま議員ご指摘のその他の危険箇所などにつきましては、今後、年度内の2回目の会議において、現地調査を実施してまいりたいと考えております。  また、以前から要望がございました通学路の状況につきましては、県道では笠間つくば線の柿岡地内、土浦笠間線では半田地内において、整備を行っている状況でございます。市道においても、上林・上曽線の八郷中学校付近の道路改良工事とともに、歩道の整備を行っております。なお、恋瀬地区の保護者のからの要望のうち交通規制につきましては、道路交通法第63条4の第1項によります、自転車通行可の道路標識の設置の要望書を石岡警察署に提出いたしました。現在、一部の区間で認可がおり、今年度中に標識を設置する予定であると伺っております。  また、街路灯の設置については、長堀地区から大塚地区までの通学路において10灯整備をいたしましたが、さらに、状況の変化によりまして街路灯の要望があった場合には、関係部署と協議をしてまいりたいと考えております。  次に、2点目の、運動部に入部している生徒への対応状況についてご答弁を申し上げます。八郷中学校通学バスの運行時間帯は、中学校の始業及び下校時刻を考慮したものとし、原則として午前7時から午前8時10分、午後4時から午後5時、午後5時から午後7時までの間で1日3便としております。  下校時の対応でございますが、部活動をしている生徒は、下校時に運行している2便のうち遅い便を利用することになりますので、そのバスの発車時間につきましては、部活動の終了時刻の15分後ということで設定をさせていただいております。部活動の終了時刻につきましては、日没時刻を考慮して、月ごとに時刻を変更するなどの調整をしながら、生徒が安心安全に帰宅できるよう配慮した対応をしているところでございます。  また、自転車通学で部活動終了後、帰宅するまでの安全性は保たれているのかということでございますけれども、1点目でご答弁を申し上げました通学路の整備、街路灯の設置、また登下校時見守り業務をシルバー人材センターに委託するとともに、教職員による交通指導により安全確保に努めているところでございます。  次に、3点目の、毎年、運行計画の見直しを協議されているのかにつきましてご答弁を申し上げます。八郷中学校につきましては、平成25年4月に開校となり、教育バスの運行については、統合検討委員会の専門部会である通学部会において検討がなされております。バスの登下校時の時刻や通学ルート、停留所等バスの運行についての詳細が決定されているところでございます。  議員ご指摘のとおり、利用する生徒数の推移、あるいは住居地の変動、道路事情の変化等に伴いまして、運行ルート、停留所の場所等の見直しや調整が当然必要となってまいります。これらにつきましては、通学バスを運行する上で課題等の把握に努め、バス利用をする生徒の安心安全に配慮した環境を整えられるよう学校と調整を図るとともに、今後も教育バスの運行に関する事項について適宜協議を行ってまいります。 288 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 289 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございます。整備ということでは着実に進められてきているのかなと思っております。それぞれの通学路は、安全推進会議プログラムの整備箇所と位置付けられていること、また、年度内には現地調査をされるということですが、通学路の整備状況はまだまだ狭隘道路や危険箇所があると思いますし、対応も遅れ気味なのかなと思っております。  例えばこの前もお話ししたかと思いますが、小桜地区でいえば、月岡の郵便局から辻までの区間、通学バスとすれ違うには道路があまりにも狭く、危険な状態に陥る場面もございます。せめてとりあえず避難場所となるものを設けていただけないかと思います。また、この道路は、一部カーブになるところがございまして、地元の区長会からも強い要望がございます。  それと、部活動への生徒への対応ですが、こんな一例もございますのでお話をしておきます。女子生徒の部活動での生徒なんですが、もともと部活動終了時間がまちまちということで、通学バスに間に合わなくなることがあるため、自転車通学にしているということです。ある日、部活動を終えて帰宅途中、自転車がパンクをした。そのまま自転車を押して1時間近くかけて帰宅をしたそうですが、そこで騒ぎが起きました。恋瀬地区の生徒なんですが、家族の人が、いつもの時間に帰宅されないというため、心配して、事故にでも遭ったのではないかということで、みんなで1時間近く探し回ってしまったということがあったというふうにも伺っております。これは、途中で女子生徒が連絡をとらなかったために、そういう事態に陥ったわけでありますけれども、聞いたところ、バス通にしたいんだけれども、時間のほうがうまくいかないということでございました。  このようなことも起きますので、さらに臨機応変な対応ができないものかということで、お伺いしたいと思います。  以上、2回目の質問といたします。 290 ◯議長(塚谷重市君) 都市建設部長・福田君。 291 ◯都市建設部長(福田嘉夫君) 私からは、通学路の整備状況についてご答弁を申し上げます。  議員ご提案の退避場所の設置についてでございますけれども、過日、現地の調査を行ったところでございます。整備手法といたしましては、部分的な拡幅改良などで十分対応が可能ではないかと思われますので、今後、用地の確保に向け、引き続き調査を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 292 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 293 ◯教育部長(宮本秀男君) 2回目のご質問にご答弁申し上げます。教育バスについて臨機応変な対応ができないかということについてのご質問に、ご答弁を申し上げます。部活動につきましては、原則として部活動時間の延長は実施しておりません。しかしながら、県大会に出場するなど、特別な事情で時間を延長して練習を行う場合は、学校長の判断で実施をし、保護者の理解のもと協力依頼をしているところでございます。そういったことから自転車通学にしていることと思います。  また、部活動によって臨機応変な対応という点につきましては、現在の教育バスの台数、それからルート、時間、財政面などを考慮しますと、大変難しいということに思っております。教育委員会といたしましては、現在の教育バスに乗れるよう、教育課程に定められた日課に従って教育活動を進めるよう、指導徹底をしてまいりたいと考えております。 294 ◯議長(塚谷重市君) 7番・勝村孝行君。 295 ◯7番(勝村孝行君) ありがとうございました。3回目となりますが、1回目の答弁でございました、石岡市通学路安全推進会議は、今後、定期的に開催されると思いますが、通学路における危険箇所等の現地調査を行い、安全で安心な通学路の整備に努めていただきたいと考えております。また、通学バスの運行につきましては、保護者等との協議を重ねて課題の把握に努めるだけでなく、実施に向けて進めていただきたいと思います。  先ほど都市建設部長のほうから、現地調査をされて、狭隘道路の退避場所ということでご答弁をいただきました。いわゆる月岡から辻までの通学路ですが、市長は朝夕ここを通っている道路でありますから、危険度もわかっているのかなと思っております。この路線の拡幅も含めた安全な通学路の整備についてということで、最後に市長に見解をお伺いして、私の質問を終わります。 296 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 297 ◯市長(今泉文彦君) 子どもたちの安心安全の通学路の確保については、大変大切なテーマでありますので、関係機関と連携しながら検討してまいりたいと思います。  以上です。 298 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 299 ◯21番(高野 要君) 21番・高野でございます。通告に従いまして何点かお伺いいたします。  私の口から陣屋門というようなこと、もう聞き飽きたかと思いますけれども、陣屋門を始めて7か月となりました。最初はくぎ1本から始まりまして、今はたくさんのものが出てまいりまして、一つ一つきちっと追及なされたら、結果としては、悪いとかいいとかじゃなくて、いろんな今後の材料にもなるのかなと。文化財でございますので、そういったことも考えてまいりました。  そういった中で、議員各位には、いろいろ私がご迷惑をかけてきたかなと。石岡全体に、何ていうんですか、報告……、何だっけ、あれは、活動報告ですか、が出ました。ああいったものが出るということは、私にも責任があるのかなと、今、一抹の責任を感じておるところでございます。  しかしながら、やはり議員たるものは是是非非、是は是、非であります。これは、これだからいいだろうとか、そういったものではないと、私は自分に言い聞かせて議員を行っております。そういった中で、もう陣屋門も大分意見も聞いて、自分の中ではまとまってまいりました。しかしながら、事務的な手続はミスというようなことで、前副市長が9月の答弁でまとめております。  しかしながら、残ったお金の部分でございます。私は、お金が残ったら残ったで、それはいいと思うんですが、やはり議会、こういったものは隠蔽はいけない。私は隠蔽とは言いませんけれども、きちっと公の前に出して、これは間違っていました。これは大丈夫でしたよと、そういったことが、やはり議会制民主主義の1つルールかなと感じて、また今回も質問に立ったところでございます。  いつもお金のことばかり話しているようでございますけれども、この陣屋門の諸問題、私は1点といたしまして、未実施工事の300万円の使途ですね。出来高により出てきた、業者さんがつくってきたものですね、過払い金が使途されていた15か所、陣屋門のどの箇所で金額が幾らなのか、ここをお伺いします。この300万は、あくまでも業者さんがつくってくれた差金です。業者さんが正直に、300万の仕事はやっていませんよと言ってくれているんですね。その差金なんです。  ですから、私はこの差金の行先、いや、この差金は使っているよと、契約の金額から引いて抜けたのがこの300万円なんです。それは、業者さんは普通言わないかもしれない。業者さんが、うちのほうでこれ、工事をやっていなかったですよと言ってくれた。しかしながら執行部においては、なかなかいまだに認めない。だけど、こういうものはきちっとしておかなくちゃいけないんじゃないかな。これは差金です。ですから、これに問題がなければ、このお金の使い道、使途があるわけです。捨てちゃったわけじゃないでしょう。  この行先について答弁を求めます。 300 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 301 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁申し上げます。未実施工事の約300万円の使途について、どこに振り分けたんだということでございます。前回の決算特別委員会の中でも、未実施の事項の金額について、その振り替え分として、明確にお答えをできませんということでご答弁を申し上げました。これを受けまして、この工事については、現在、施工業者の意見を求めておりまして、あわせて法的な面について、弁護士の意見などを聞きながら対応しているところでございます。 302 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 303 ◯21番(高野 要君) 明快な答弁ありがとうございました。ようやく日の目を見たような気がしますね。やはりお金ですから、無理やりとるとか何かではないと思うんですよね。これは経理上どうなんですかね。1回払ってしまうと、返してくれとは言えないような決まりもあるかと思うんですが、その辺のところは一応、そういったお金が、差金が出てきて、それを業者さんが言ってくれた場合には、やはり業者さんと話し合いを持つとか、そういったことが私は必要だと思うんです。  それで、もう一つ下世話な話なんですが、これは、この300万を請求すると業者に500万円を請求される。なぜかというと、業者さんは500万円、出来高表で余計にやっていたそうです。そうすると、石岡が200万円の損になるから、放っちゃったほうがいいだろう。でも、行政ですから、一般の家であったら得するほうを選んじゃおうというのもあるかもしれませんけど、やはりその辺のところはきちっと、お金ですからするべきだと思います。  名答弁なので詰めはしません。  そこで、もう一つあるんですが、これは星野先生……、これは市長にお伺いしたいんですが、星野顧問弁護士が9月、決算委員会前に、過払い金を認めているような見解を出しているんですが、これは事実ですか。これは市長にお伺いします。 304 ◯議長(塚谷重市君) 項目に載っていないですよね、この件については。通告……。    〔「いや、300万円の件ですよ、これは。弁護士の報告で、300万円がきちっと見     解で出てきておりますよ。書類ないんですか。なければあげますよ」と呼ぶ者あり〕 305 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 306 ◯教育部長(宮本秀男君) ただいま高野議員が言われました、ある相談した中では、過払い金と認められるというような表現がありましたけれども、しかしながらという部分で、星野弁護士のほうはお答えをされておりました。それは、今、高野議員が言われたように、当然、それ以上の仕事をしているのでという部分でございました。 307 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 308 ◯21番(高野 要君) ですから、今ちょっと優しい質問をしてみたんですけど、石岡市は、1,000万円頼んだら、300万円仕事をやらなかったら、それは戻してもらわなくちゃいけない。業者さんは契約も何もなく、ただ、サービスでやった場合には……。追加変更契約があります。その契約書がない限りは、それは請求権がないんです。民事になったらわかりませんよ。ただ、だけども一般的には、請求権がないんです。だから、この500万円は請求ができないんですよ。だから、今までこの問題でずっとやってきたんですけれども、部長、その辺なんです。  だから、過払いということを言っていることは、私は正しいんじゃないかなと。後のやつはくっついてこないですよ。これ、もう一度調べてみてください。ただ黙ってやってやったのはサービスになっちゃうんです。行政でそれ、誰かわかる人いるでしょう。答弁してください。執行部で誰かわかる人いるでしょう。勝手にやったやつはサービスですよということ。 309 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 310 ◯教育部長(宮本秀男君) ただいまのご質問でございますけれども、これまで何度もご答弁を申し上げてきましたけれども、今回のこの件については、最終的な出来高表があって、それについて、本来は変更契約をして対応すべきところ、変更契約が最終的にされなかったということが大きな要因ということで、まさしく事務の不適切な処理ということで、答えになっているかどうかわかりませんけれども、そのような見解でございます。 311 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 312 ◯21番(高野 要君) 事務の不適切な処理は処理なんです。ただ、だけどもそこで、その500万が生きるのか、生きないのかということなんです。一般的に、まず行政で道路を頼んで、100メートルのところを200メートルやってくれたからお金を払うなんていうことは、あり得ないことなんです。やるときには追加変更です。そういった契約がなされるわけです。そういったことがない中で……。ですから、いいんですよ、これ。その答弁で正しければ、それで次に行きますから。再答弁をお願いします。 313 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 314 ◯教育部長(宮本秀男君) ただいまのご質問でございますけれども、施工業者が実施した工事の評価、それから法的な問題点を、これから専門家と協議、検討してまいります。 315 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 316 ◯21番(高野 要君) いや、専門家じゃなくて、自分でわかるでしょう。これ以上言っても、いつも堂々めぐりですから、星野さんが言っていることが……。そうすると、顧問弁護士は要らなくなりますよ。ちゃんと断定しているんですから、しかしながらというところで。しかしながらは、請求には当たらないんです。この辺のところ、宮本部長、きっちり今度聞いてみてください。私、今日は時間がないものですから、最後に大きい問題があるものですから、進みますから。  管理費の支出約600万円ですか、これについてお伺いいたします。不適切な事務処理と、前副市長、また市長も認めており、謝罪しているかと思われますが、この約600万円、補正予算に含まれておりませんが、なぜ入れなかったのか。本来は、補正できちっとこれは諸経費、現場管理費、一般管理費ですから、組み入れた中での補正になるかと思うんですが、この補正予算には組み入れられておりません。この件についてご見解をお伺いいたします。 317 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 318 ◯教育部長(宮本秀男君) ご答弁を申し上げます。管理費の支出の約600万円についてということでございます。第2回変更契約におきまして、現場管理費の比率を、何度も申し上げますけれども、国土交通省の基準に設定したことにより、現場管理費を引き上げてしまったということで、過日の検証第三者委員会においても、不適切な事務処置があったということでございます。  これら内容につきましては、これまで定例会、それから臨時議会、決算特別委員会等でご答弁を申し上げましたとおりでございます。 319 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 320 ◯21番(高野 要君) ですから、その答弁に納得していなから、私、ここで質問に立っているんですよ。もう今日、質問しませんよ。今までがきちっとした根拠がない答弁をしているから、私が立っているわけですね。  それじゃあ、次に入りますけど、管理費を補正予算に組み入れなかったということは、当初の時点でこれは流用に入っていなかったんですか。700万というのは、500万とか700万なんですかね、そういったお金が流用されているんですよ。それで、県も第三者委員会も、これはなじまないというようなことでお話はいただいていると思いますよ。ですから、ここでお伺いします。組み入れなかったということは、当初、その時点で業者に支出する気はなかったのか、その辺のところをお伺いします。 321 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 322 ◯21番(高野 要君) それじゃ、部長、思いついたら答弁してください。次に行きますから。  話は変わりますが、共通費のうち現場管理費と一般管理費、この件については、結局、工事予算を予算化しているときにオーバーしてしまったと。ですから、どこかで歩切り、丸めなくちゃいけないということで、ここのところも何回も答弁していただいているんですが、オーバーしてしまうから、そこで切ったんだよと。それで値段を追い付けたんだという話なんです。  しかしながら、私もよく見ておりましたら、共通費は現場管理費、一般管理費、共通仮設費というのがあるんですが、この共通仮設費が、これは3本のうち1本なんですが、200万も余計なんですよ。本来は、丸めるのであれば全部平らに丸めるとか共通費全体から来ると思うんですが、これは200万を付加しているんです。  じゃあ、この件についてご説明いただきたいと思います。 323 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 324 ◯教育部長(宮本秀男君) これまでも何度もご答弁申し上げてきましたけれども、通常、現場管理費等の比率についは、その基準に戻したということでございまして、本来やるべきことではないということでございますけれども、最終的に事務上の不適切な処理があって、このようなことになったということでございます。 325 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 326 ◯21番(高野 要君) だから、戻したという言葉はいいんですよ。補正予算ですよ。きちっとした補正予算を組むときに組み入れないで、それで、ここにありますけど、この補正予算のとり方、ものすごくアバウトでしょう、でたらめで。これにのっとったものは何にもないですよ、補正予算で。そういった中で、そういう理屈が通用するのかということですよ。やはり補正予算の中できちっとやるべきであったんじゃないかな。全部違う、クレーンだのそういった……。それで、自分の部下に聞いてくださいよ。どうして金が追い付いたんだかわりませんと。ただ、アバウトにとっておいたので、それが助かりましたと。ですから、ここにあります、3月の補正。本当にこれはでたらめです。何もないです。そこへ当てはまっているものはほとんどないです。それで予算を組んでおいて、とっておいたから、あとは全部流用ですよ。これは、第三者委員会も県でも、これはまずいことだと言っていますよ。  前の意見で言われちゃうと、ずっと私、質問していなくちゃならないんですよ。ですから、きちっとした見解をして、もう終わりましょうということです。  ここで、今まで答弁してきた……、じゃあ、1つ言わせてもらいますが、工事の予算が不足だったと。だから減額したと。それで、一方で増額していたのでは、この管理費の減額の説明は、今までしていたことは崩れたでしょう。  部長、いいですよ。部長の顔を見ていると、大体答弁してくれるか、くれないかわかるので。  それでは、管理費の増額については、文化振興課が契約検査室に相談を持ちかけたと。今の件です。これは事務的処理のミスです。いいですか。持ちかけたところ、国土交通省の基準に合わせたほうがよいと指示を受け、国土交通省の基準にのっとり増額したと職員は語っておりますが、これ、業者さんにはどのような名目で……。何百万というお金です。90万が500万も600万にもなっちゃうんですから、どんな名目で支払いを立てたのかお伺いします。 327 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 328 ◯教育部長(宮本秀男君) 当然、見積もり合わせをするときに、こういった現場管理費の率等について業者さんは知り得ているわけではございませんので、その金額の中で入れてきたと思っております。        〔「何か、宮本さん、今の答弁じゃ立てないですね」と呼ぶ者あり〕 329 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 330 ◯21番(高野 要君) お金は5円、10円じゃないんですよ。600万、700万というお金なんです。そうしたらきちっと……、わかるでしょう。でも、きちっとやりましたと言えますか。 331 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 332 ◯教育部長(宮本秀男君) 何度も申し上げていますけれども、事務の不適切な処理があったということでございます。 333 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 334 ◯21番(高野 要君) そうすると、私の判断ですが、これは事務の不適切な処理。すると、これは星野弁護士が申しているとおり、過払いでいいんですね、差金ですから。それでなければ、この差金300万はどこに行ったかを明確にしないと、答弁にはなりませんよ。過払いと認めますか。お伺いします。 335 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 336 ◯教育部長(宮本秀男君) その使途については今、先ほども申し上げましたように、事業者のほうに求めているところでございます。 337 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 338 ◯21番(高野 要君) もうこうなってくると、部長と堂々めぐりですね。  部長、私はどこまで行っても過払いだと思います。お金を、ただ300万というのは、仕事をやっていなくて、それを払っているんで、名前はそれが適正か何かわからないですよ。でも、仕事をやっていないところへ払ったお金ということは、業者さんも部局でも認めておりますから、そういうことです。  これはあまり長くやっていられないので、次に行きます。  それで、茨城県土木部の担当者は、このような契約変更はあり得ないとしております。これ、県の報告ですね。宮本さん、部下の課長がつくったものがありますよね、県のほうの。市長の決裁もおりていると思いますけれども、この中で、現場管理費については、公共工事の品質確保の促進に関する法律に違反するのではないかと県のほうでコメントをしておりますが、この違法行為についてはどのように考えているか、お伺いします。 339 ◯議長(塚谷重市君) 教育部長・宮本君。 340 ◯教育部長(宮本秀男君) この件につきましても、これまで何度も答弁しておりますけれども、事務の不適切な処理があったということでございます。 341 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 342 ◯21番(高野 要君) そうすると、内容には触れないで、全部事務の不適切ですか。何か語れるでしょう。あんたら事務方でしょう。事務の不適切と言ったら、間違いは全部そうじゃないですか。これがこうだったから、この前もお話ししたとおりです。じゃあ、座っているから、1時間も考えてもらえますか。そういうことなんですよ。ですから、何か答弁があるでしょうって。
    343 ◯議長(塚谷重市君) 教育長・櫻井君。 344 ◯教育長(櫻井 信君) ただいま部長のほうで何回か答弁がございましたけれども、あくまでも設計金額を積算する上の数字でありまして、事前に施工業者側に知り得る数字ではなかったということで、契約自体には影響はなかったのかなというふうに捉えています。 345 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 346 ◯21番(高野 要君) 何言っているかわからない。       〔「これ、公共工事の……、座ってごめんなさいね。品質確保の促進に関す       る法律に違反しているんじゃないかということを、県のほうでコメントして       いるから、それを聞いたんですよ。いいです。行きます」と呼ぶ者あり〕 347 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 348 ◯21番(高野 要君) あと、第三者委員会では、宮本さん、不適切、茨城県土木管理課等においては、勝手に受注し、その金額でとったのだから、経費の変更などあり得ないとしております。経費については当初の率と同じとするべきである、並行に持っていくべきであると、率は、そういうふうに話されております。  宮本さんの答弁ですと、なかなかこのようには行かないわけでございますけど、この経費、追加経費、管理費ですね。これ、本当に必要と思われているんですか。経費なんていうのは、仕事の中では大変なお金なんですよ。誰に聞いてみる、かれに聞いてみる。最初からそういう人を雇ってやればよかったじゃないですか。もう答弁は結構ですよ。次に行きますよ。  次に、補助金を受給した経緯と方法についてお伺いいたします。 349 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 350 ◯市長(今泉文彦君) 高野議員のご質問にお答えいたします。              〔「はい、お願いします」と呼ぶ者あり〕 351 ◯市長(今泉文彦君) 県指定文化財石岡の陣屋門の保存修理事業は、この本体が、東日本大震災による地盤の沈下と揺れによって大きな被害を受けたことから、市民に親しまれてきた文化財を長期的保存に向けて継承するために始まった事業であります。動き出したのが平成25年5月で、私が市長に就任する半年前のことでありました。このとき陣屋門は市民会館の裏手にあり、フェンスで囲まれて近づけず、扉は閉ざされたままでした。  ここからがその経過でありますが、大きく2つの経過に分かれます。まず1つ目の経過であります。  この時点において、修繕作業として予算3,669万円を使うというものでありました。その3分の1であります1,223万円が、6月に県の補助金として決定されたわけであります。その翌月、工事請負会社に前払い金として1,360万円を支払い、11月には門の解体が済んで、部材は作業場へ運ばれ、現場には新たなコンクリートの土台ができ上がっておりました。  11月下旬、市長に就任したばかりの私は、陣屋門の解体修理のことを知り、現場を見たわけであります。私は考えました。陣屋門はもともとあった場所へ戻し、歴史のまちのシンボルとして、多くの市民と来訪者に親しまれ、愛される存在になれないものかと。それが、ふるさと再生の第一歩になるのではないかと思いました。  12月半ばから工事を中止し、移築することが技術的に、あるいは制度的に可能かどうか、さらに費用対効果の面から有効かどうかを検討いたしました。そして、県から、2か年度にまたがる事業の補助金の取り扱いについて、了解という寛大な結果を出していただいたわけであります。最後は費用対効果ですが、2年にわたる県の補助金が得られる上に、これまで市民会館の裏手にひっそりとあった陣屋門が、再びまちの歴史的シンボルとして注目を浴びることは、埋もれていた地域資源を表舞台に出し、価値を高めるところであり、私の提唱するふるさと再生の本懐とするところであります。  平成25年度の県補助金は、当初予算の3,669万円で申請いたし、その3分の1の1,223万円で決定されました。その後、県において、平成25年度、これを707万8,000円、平成26年度515万2,000円に振り分けて交付いたしました。平成25年度については、私が先ほどの理由で工事を中止したため、陣屋門を解体した時点での前払い額1,360万円の3分の1である453万3,000円となりました。  したがいまして、補助金の返還額は、平成25年度分の707万8,000円から453万3,000円を引いた254万5,000円に加算金22万1,415円を加えた額となるものを、11月4日の臨時議会でお認めいただき、11月6日に県へお支払いいたしました。  2つ目の経過であります。これについては、25年度の出納閉鎖が行われた翌月である今年の6月からの事案であります。県補助金を受けた陣屋門のことに関し、連日、担当部局へある人物が複数で訪れるようになりました。          〔「そういうことはまずい発言だよ、市長」と呼ぶ者あり〕 352 ◯市長(今泉文彦君) この違法行為とも思われる事案が、市役所内で数か月にわたり連日のように発生し、市役所の業務が一部で停滞したことは、多くの議員の皆様、そして一部の市民の皆様は周知のことと思います。           〔「それは経緯と違うでしょう、市長」と呼ぶ者あり〕 353 ◯市長(今泉文彦君) ある人物が市民と称する仲間、一、二名を同伴し……。          〔「議長、これ市長と違うよ、違うでしょう」と呼ぶ者あり〕 354 ◯市長(今泉文彦君) 特定の部署へ乗り込み……。              〔「経緯と違うでしょう」と呼ぶ者あり〕 355 ◯市長(今泉文彦君) 書類や関係資料を見せろ、話を聞かせろ、あげくの果てには念書を書かせたり……。             〔「念書がどこにあるんだよ」と呼ぶ者あり〕 356 ◯市長(今泉文彦君) 大声でどなったりして職員をおどし……。                 〔「おどした」と呼ぶ者あり〕 357 ◯市長(今泉文彦君) 市の違法性を認めるよう強く発言したりして、業務中にもかかわらず、廊下に響きわたるような罵声を浴びせたという事実でありました。              〔「議長、もう立たねえぞ」と呼ぶ者あり〕 358 ◯市長(今泉文彦君) 職員を複数の人間で取り囲み、長時間にわたり恫喝し、自分に都合のよい発言や資料を導く手口は不当要求行為であり、行政対象暴力のごとき不当行為であります。         〔「議長、これ、どうするの、こういうことをどんどんやらせて          いて。これは違うでしょうよ、質問の内容と」と呼ぶ者あり〕 359 ◯市長(今泉文彦君) これら同一人物による一連の行為は、大変な数の報告となって私のところへ届けられました。               〔「菊地さん、局長」と呼ぶ者あり〕 360 ◯市長(今泉文彦君) 幸い、現在においてこの状況は改善されつつありますが、私は、市役所が再びこのような脅威にさらされたときは……。 361 ◯議長(塚谷重市君) 市長。 362 ◯市長(今泉文彦君) 本来、行政機関が持つ公平性や効率性が損なわれ、統治機関としての正当性がふらつくことを危惧するものであり、ひいては、市民サービスの低下につながるものと考えます。 363 ◯議長(塚谷重市君) 市長。 364 ◯市長(今泉文彦君) したがって、この一連の行為の教訓として……。 365 ◯議長(塚谷重市君) 市長に申し上げます。 366 ◯市長(今泉文彦君) さらには、今後二度とこのような不当要求行為をさせないためにも……。 367 ◯議長(塚谷重市君) 市長に申し上げます。 368 ◯市長(今泉文彦君) 私が先頭に立ち、不当要求行為等対策会議を立ち上げ、警察機関との強い連携のもと、このような行為に毅然と立ち向かってまいります。  また、この人物と市民と称する仲間の今後の行動いかんによっては、行政の公平性と効率性の維持、市民サービスの低下防止……。             〔「本当にいいのか、これで」と呼ぶ者あり〕 369 ◯市長(今泉文彦君) 職員の指揮の向上のためにも、石岡警察署の指導のもと……。          〔「私はちゃんと質問しているんだからな」と呼ぶ者あり〕 370 ◯市長(今泉文彦君) 的確な対策を早急に実行することを申し添えます。           〔「これ、脅迫だっぺよ、警察になんて」と呼ぶ者あり〕 371 ◯市長(今泉文彦君) このたびの陣屋門の移転事業は間違っていたかと問われたら、私はこう答えます。市民会館の陰に隠れるように建っていた門が……。            〔「議長、議事進行に関する発言」と呼ぶ者あり〕 372 ◯市長(今泉文彦君) 歴史のまちのシンボルとして復活したことは、ふるさと再生の第一歩と……。 373 ◯議長(塚谷重市君) 市長、質問に対する答弁をお願いします。           〔「議長、会議規則56条。これ、会議に反する発言で           すよ。これは議長がしっかりしないと」と呼ぶ者あり〕 374 ◯市長(今泉文彦君) やっと県指定文化財陣屋門が本来あった場所に戻り、市民の目に触れられるようになり、まちの誇りが復活する兆しが見えてまいりました。今、まさにオンリーワンのまちづくりがスタートし……。 375 ◯議長(塚谷重市君) 市長、質問に対する答弁をお願いいたします。 376 ◯市長(今泉文彦君) はい。この間、平成26年度の決算審査が市監査委員によって認定され、このほどの市議会の初日に、一般会計決算が認定されました。公的機関による公的認定があった後も、陣屋門の件があたかも事件性があるように喧伝されているのは、いかがなものかと思います。  今後も、これ以上、事実を歪曲した行動と不当要求ごとき行為があるとしたら、市民サービスの維持と職員の指揮を守るために、私は先頭に立って戦い抜きます。このような経過があったわけでございます。              〔「会議規則に反している」と呼ぶ者あり〕 377 ◯市長(今泉文彦君) 7万6,000の市民の先頭に立って、他のまちに負けないオンリーワンの石岡を築いてまいります。  以上が県補助金を需給した経過であります。ご理解のほどよろしくお願い申し上げまして、私の答弁といたします。  以上です。(拍手) 378 ◯議長(塚谷重市君) 静かにお願いします。          〔「議長、議事進行に関する発言です。指名をお願いします。          会議規則に載っていますから。56条です」と呼ぶ者あり〕 379 ◯議長(塚谷重市君) 20番・徳増千尋君。 380 ◯20番(徳増千尋君) 石岡市議会の会議規則56条に関しまして発言させていただきます。この議場内での整理、議事進行権は議長にございます。議長、公正なる議事進行を求めるものでございます。  以上です。    〔「56条、読んでください。議会事務局、ちゃんと説明してください」と呼ぶ者あり〕 381 ◯議長(塚谷重市君) それでは、質問を続けてください。    〔「立てません。私が望んでいる答弁は違います。私は正当な質問をしているところでご    ざいます。議事録をひもといてください。私が何か……。ここは神聖な議場です。私が何    か間違ったことは言っておりますか。私が質問をしているときに、司法まで入れた答弁は    聞くことができません。よって私は立ちません。市長、謝罪を要求します」と呼ぶ者あり〕 382 ◯議長(塚谷重市君) 暫時休憩します。                   午後 3時48分休憩            ───────────────────────                   午後 4時33分休憩 383 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、先ほどの高野議員への答弁に対し、市長より発言を求められておりますので、これを許します。 384 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 385 ◯市長(今泉文彦君) 先ほどの答弁におきまして、答弁に熱中するあまり、議長の静止の声が耳に入らず、円滑な議事の進行を妨げましたことを深くおわび申し上げたいと思います。 386 ◯議長(塚谷重市君) ただいま市長より発言がありました。  なお、徳増議員から、会議規則第56条の議事進行に関する発言がありましたが、私といたしましては、市長の発言に対し注意をしたところでございますが、ただいま市長から発言があったとおりでございます。  これより、質問を再開したいと思います。 〔「議長、市長は謝罪で自分は納得いくでしょうが、私は、市長の口から司法の話が出ております。  今後は司法という話が議場で出ております。そういったことに対しても、きちっとただしていただい  て、それからの質問になることが本来の議事進行かと思います。いかがでしょうか」と呼ぶ者あり〕 387 ◯議長(塚谷重市君) 市長・今泉君。 388 ◯市長(今泉文彦君) 高野議員にお答え申し上げます。私が先ほど答弁いたしましたこと、概要をお話ししたいと思いますけれども、ある人物ということでお話を申し上げました。特定の人物を指しているわけではございません。  もう一つ、このような一連の行為がさらに今後あった場合には、市民サービスの低下を招かないよう、職員の士気をこれ以上下げないよう、向上させるように、今後、不当要求等対策会議を立ち上げ、警察機関との強い連携のもと、このような行為に対処していくというようなことを言ったことであります。決して特定の個人に対して司法を用いるということではなくて、行為に対して会議を立ち上げて、そのように対処するという方向性を申し上げたまでであります。 389 ◯議長(塚谷重市君) 21番・高野 要君。 390 ◯21番(高野 要君) 今、私の話したことということで話ししましたけれども、今、市長が答弁なされたこと、私、1つも質問はしておりません。不穏当発言です。私の質問と合致しているか、しかと議事録で見てください。私は陣屋門の質問を今日はしております。
       〔「適正なる判断が必要なのよ、議長の適正なる判断が、どうするかは」と呼ぶ者あり〕 391 ◯議長(塚谷重市君) 高野議員、質問を再開したいと思いますが。    〔「議長、議事進行の中で、議長はしっかりしてくださいよ。答弁でない不穏当発言をし    て、そういった中で私が次の質問に入れますか。質問というのは一連しているんです。今、    私が質問したことに今の答弁は正しいものですか。この人がどうのとかそういう、そういっ    たことを私は聞いていませんよ、司法のことも何も。経緯、経過を聞いたんですよ。議長、    きちっと議事進行をやってください。質問者の人権にもかかわりますよ」と呼ぶ者あり〕      〔「議長も大変なのよ。誰でもできるってもんじゃないんだ」と呼ぶ者あり〕       〔「私も、1週間も10日も準備して、こうして質問に臨むわけですから。       私にも2,000人近い支持者がいます。そういった指示してくれる人、ま       た石岡市民のために私は質問をしているわけでありますから」と呼ぶ者あり〕           〔「議長の適正な判断が必要なの。ただ座っているだけ           じゃないのよ。適正な判断しなければ」と呼ぶ者あり〕 392 ◯議長(塚谷重市君) 休憩します。暫時休憩。                   午後 4時40分休憩            ───────────────────────                   午後 5時25分再開 393 ◯議長(塚谷重市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 394 ◯議長(塚谷重市君) ご異議なしと認め、本日はこれにて延会いたします。  次回は、明12月10日、定刻午前10時から会議を開き、市政一般に関する質問並びに各議案に対する質疑を行います。  ご苦労さまでした。                   午後 5時26分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...